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  • 2024年3月29日
  • 2024年3月29日

ウォラー理事の発言により利下げ期待はさらに後退

強いインフレ指標の結果を受けて、市場では利下げ期待が大きく交代していますが、それをさらに後押しするように当局からも同じような発言が相次いでいます。以前、アトランタ連銀のボスティック総裁が今年の利下げについてこれまでよりも弱いものになる可能性を示唆したことをお話しましたが、ウォラー理事も同じように利下げに対して慎重な姿勢を示しており、利下げ期待はより大きく後退してきています。 利下げ期待は大きく後退 […]

  • 2024年3月28日
  • 2024年3月28日

先行き対する強気な見方をしている人が多くなってきているようです。

米国経済の先行きについては不透明感は依然として拭えませんが、それほど悲観的に見ている人は少ないようです。最近の調査によれば、米国経済の先行きについて以前よりも楽観的に感じている人の割合は増えているとのことです。今年は大統領選挙も控えてますし、インフレの瞳孔もやや読めなくなってきています。しかしながら米国経済の力を疑う人は少ないということなのでしょう。 先行き対する楽観論が増加 先日、ブルームバーグ […]

  • 2024年3月27日
  • 2024年3月27日

米国の消費者は先行きに対する不安感を増大させている

米国の消費者は未来についてやや悲観的な見方をしているようです。昨日発表された消費者信頼感指数によると、現状については楽観的である一方、先行きに対しては悲観的になっている米国消費者の姿というものが明らかとなってきました。今後、インフレはそこまで加速するとは思っていないようですが、自分たちの生活がより明るくなるとは見ていないようです。 先行きに対する不安感 昨日発表された消費者信頼感指数は先行きに対し […]

  • 2024年3月26日
  • 2024年3月26日

今年の利下げの回数、規模はどうなるかは本当に未知数

厳しいインフレの状況により、今後の金融政策については非常に不透明感が増してきています。利下げについても従来よりもややその時期や規模が後退すると言う予測をしている人も多いですが、今なお3回程度の利下げを予想している人もいます。実際、どのようになるのかはわかりませんが、現状、その予測というのはかなりバラけていることは認識する必要があるでしょう。 年内に3回の利下げを想定 先日、シカゴ連銀のグールズビー […]

  • 2024年3月25日
  • 2024年4月8日

今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。 25日:2月新築住宅販売件数、シカゴ連銀全米活動指数、3月ダラス連銀製造業活動、ボスティック米アトランタ連銀総裁が討論会司会、クックFRB理事が講演 26日:2月耐久財受注速報、1月FHFA住宅価格指数、20都市住宅価格指数、3月コンファレンスボード消費者信頼感指数、3月リッチモンド連銀製造業指数 27日:ウオラーFRB理事が経済見通しに関し講演 28日 […]

  • 2024年3月24日
  • 2024年3月24日

アトランタ連銀のボスティック総裁が利下げ時期や規模の予想を後退させる

強い経済指標の発表が相次ぎ、インフレ抑制の時期についても後方へとずれ込むことが予想され始めています。そしてFRB内部からも以前よりも利下げの時期や規模について遅れや縮小をする発言が出てきました。市場が予想するように、FRBも利下げ開始にはより時間がかかると見始めたことになります。 利下げ時期の予想が後退 先日、アトランタ連銀のボスティック総裁は記者の質問に対して以下のような回答をしています。 アト […]

  • 2024年3月23日
  • 2024年3月23日

最近はマーケットの熱狂に対する警告が多くなってきたように感じる

最近はマーケットの調子が非常に良いと言っていいでしょう。日本も株価が4万円を超え、ようやくデフレからの脱却が見えてきた形です。米国でも厳しいインフレと金融引き締めの中にあっても好調な労働市場やAIなど成長産業の影響もあり株価は思っていたよりも悪くはないというのが正直なところです。そういう意味で非常に明るいマーケットですが、その状況について警告する声も日々多くなっているような気はします。株価の暴落が […]

  • 2024年3月22日
  • 2024年3月22日

新規失業保険申請件数は引き続き底堅い推移を見せている

労働市場は引き続き底堅さを維持しています。先週一週間での新規失業保険申請件数は歴史手に見ても低水準を維持しており、労働市場が今なお強さを維持していることを確認することとなりました。インフレ抑制を目指すFRBにとっては歯がゆい思いをしているかもしれませんが、雇用が安定しているということは労働者にとってはいいことなのかもしれません。いずれにせよ、これだけ強い労働市場は金融政策の軟化の要因にはなりえない […]

  • 2024年3月21日
  • 2024年3月21日

FOMCにて政策金利の据え置きを決定。将来見通しもややタカ派的。

3月の19日と20日には市場が注目するFOMCが開催され、政策金利の据え置きが全会一致で決定されました。これは5会合連続での据え置きということで金利は高く維持され続けることになります。今後の先行きに対してもやや厳し目な見方となったようにも思いますが、大筋ではそこまで予想とは変わるものではなかったというところで、大きなサプライズはなかったと行っていいのかなという感じです。 政策金利の据え置きを決定 […]

  • 2024年3月20日
  • 2024年3月20日

日銀が異次元緩和政策の終了を決定。それでも為替市場は大きく変わることはないだろう

日銀が大規模な金融政策の解除を決定し、ようやく日本も金融政策のいわゆる正常化へと舵を切った形です。そのため、為替市場では円高へと動くと思われていましたが、結果としては円は150円を超えて円安が進行し、想定していたほどには円高にはなっていないようです。やはりマーケットというのは一筋縄では行かないなという感じが改めてしているところです。 異次元緩和が終了 昨日の日銀の決定により、日本でもようやく維持源 […]