- 2023年6月3日
- 2023年6月3日
5月の雇用統計はやや方向性が曖昧な結果
市場で注目されていた5月の雇用統計の結果が発表されました。結果としては強弱どちらも存在する内容であり、なんとも判断が難しいものとなったような気がします。ただ、これまでのような強さばかりが目だつものではないのは確かであり、6月の利上げ判断はやや弱くなったのかなという印象です。 5月の雇用統計は強弱含まれる結果 昨日発表された5月の雇用統計は雇用者数が増加する一方で失業者も増加、賃金は鈍化するという強 […]
市場で注目されていた5月の雇用統計の結果が発表されました。結果としては強弱どちらも存在する内容であり、なんとも判断が難しいものとなったような気がします。ただ、これまでのような強さばかりが目だつものではないのは確かであり、6月の利上げ判断はやや弱くなったのかなという印象です。 5月の雇用統計は強弱含まれる結果 昨日発表された5月の雇用統計は雇用者数が増加する一方で失業者も増加、賃金は鈍化するという強 […]
厳しい引き締め政策下においても強い労働市場は健在のようです。昨日発表された5月の民間雇用者数は市場予想を上回る結果となり、労働市場は極めて強いという現実を確認することができました。これはインフレ抑制を目指すFRBにとっては非常に頭の痛い問題であり、引き続き利上げを行う口実にもなると思われます。 5月の民間雇用者数は予想外の増加 昨日発表されたADPによる5月の民間雇用者数は市場予想を大きく上回る結 […]
債務上限問題も一応の決着を見そうだということで、改めてインフレに対する関心は高まってきたように思います。そこで経済を見てみるといまだ強いインフレが居座っているという事実を確認することができます。労働市場を始め、米国市場は予想外に力強く、なかなかインフレ率が低下していかない現状です。そういう意味ではこれまで予想していたとおり、インフレとの戦いは長いものとなりそうな感じがします。 求人件数はとても堅調 […]
米国経済の現状がどうなっているかというのは気になるところですが、肌感覚としてはやはりあまり良いものとはなっていないようです。先日発表された消費者信頼感指数は6ヶ月ぶりの低水準となり、依然として景況感は明るくはなっていないようです。債務上限問題は解決しそうな感じですが、これを持って問題解決とはやはりなりそうもありません。 5月の消費者信頼感指数は非常に低調 先日発表された5月の消費者信頼感指数は非常 […]
世間を騒がせてきた債務上限問題ですが、ようやく集結を迎えることができそうです。先週、バイデン大統領とマッカーシー下院議長との間でデフォルトを回避することについての原則合意をすることができました。これにより一応問題の集結への道筋がついたと言っていいでしょう。ようやく大きな懸念事項が一つ片付いたという感じですが、まだ最終的な集結というわけではないので油断は禁物です。 デフォルト回避に向けて動き出す 先 […]
今週発表される経済指標は以下のとおりです。 29日:メモリアルデーの祭日で休場 30日:1-3月期住宅価格指数、3月FHFA住宅価格指数、3月S&P20都市住宅価格指数、5月消費者信頼感指数、5月ダラス連銀製造業活動、バーキン米リッチモンド連銀総裁講演 31日:ベージュブック、5月シカゴPMI、4月JOLT求人件数、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁がイベント参加、コリンズ米ボストン連銀総 […]
米国経済の現状はあまり良いとは言えないでしょう。実際、先日発表された経済指標もあまり良いものではなく、引き続き厳しい経済状況は続きそうです。しかし、インフレは依然として健在であり、景気回復への道のりは険しいものとなりそうです。 GDPは上方修正 先日発表された第一四半期のGDPは速報値から上昇修正されました。しかし、国内総所得は減少し、米国経済の弱さを見せるものとなっています。 米国の経済活動を測 […]
インフレはやはりまだ収まりそうもありません。先日発表された4月の個人消費支出は前月比で増加しており、依然として消費意欲が高く、物価上昇圧力を加速させる可能性があることが確認されました。この結果はFRBにとって非常に頭の痛い問題となりそうです。 個人消費は加速 昨日発表された4月の個人消費支出は前月比で増加となり、今なお個人消費は堅調であることが確認されました。 4月の米個人消費支出(PCE)統計で […]
米国の労働市場は引き続き底堅さを見せています。先週一週間の新規失業保険申請件数は小幅に増加し、依然として労働市場は強さを失っていないことが確認されました。インフレがようやくピークを迎え多様に見えますが、そこから目標とする2%の物価目標へと収束するのはまだまだ先のようです。 新規失業保険申請件数は小幅に増加 先日発表された先週一週間の新規失業保険申請件数は小幅に増加し、今もなお労働市場は緩んではいな […]
日々悪化する米国経済ですが、その懸念事項が消える日というのはなかなかこなそうな感じがします。先日公開された5月のFOMC議事録によると、追加利上げの必要性について参加者の間で意見の相違があったようです。これまではインフレ抑制のために引き締めが必要ということは概ね一致した見解だったように思います。しかし、ここへ来てその加減についてはやや違いが出てきているようです。 FRB内部で見解の相違があったよう […]