今週の注目経済指標

今週の注目される経済指標は以下の通りです。

引用:マネックス証券より

大注目の雇用統計

何といっても注目なのは金曜日発表の雇用統計でしょう。雇用統計はFRBの金融政策に大きな影響を与えるものとして投資家からは非常に注目されています。特に今はインフレ抑制に本腰を入れているFRBとしては、この数値がどのようなものになるのかで政策金利を決定していくものと思われます。現状労働市場は比較的堅調に推移していますが、最近はやや弱い指標もちらほら出てきています。もし、今回の雇用統計の値も予想外に弱いものであれば今月の利上げは意外と小幅になるかもしれません。今のところ市場では75bpでの利上げというのがほぼ確定的になっているように思います。しかし、この数字が弱ければ50bpになるかもしれません。逆に先月のように予想外に強いものであればもしかしたら100bpでの利上げに踏み切る可能性も捨てきれないでしょう。さすがにここまでの大幅な利上げというのは可能性としてはかなり低いとは思いますが、少なくとも憶測で行動すべきではないと思います。一番高い可能性としてはやはり75bpでの利上げが確定的となり、今後については弱くなってきた経済指標を反映して少し抑え気味になるのではないかと思っています。

まとめ

今週は週末に大注目の指標が発表されます。それによっては株式市場は大きく動くことになるでしょう。特に為替市場は雇用統計の発表とともに大きく動く傾向があります。最近は投機筋の円売りが盛んになっていますので、その流れが加速し、さらに円安が進むかもしれませんし、逆に円の買戻しが起きるかもしれません。いずれにせよ発表当日は大きく相場が動くことが予想されます。そして今後の流れについても大きな影響を与える可能性もあり、とても重要な一週間となるでしょう。