今週発表される経済指標は以下の通りになります。
今週注目されるのは何といっても20日、21日に開催されるFOMCでしょう。インフレが高止まりする中、金融政策がどのようになるのかというのは一番の関心ごとなのではないかと思います。今回のFOMCではおそらくは75bpでの利上げということになる可能性が高いのかなと思っています。先日の予想外に高い消費者物価の結果を受けて今回は100bpでの利上げになるのではないかという観測もでていますが、さすがにそこまで上げるというのはやりすぎな感じはします。実際、FRBを厳しく批判し、もっと金利を上げるべきだと述べている人でさえも今回は75bpになる可能性が高いと述べている人もたくさんいます。いくらインフレが厳しいからといって一度に100bpもの利上げをするというのはさすがに影響が大きすぎるということでしょう。そういう意味では100bpでの利上げになるという確率はかなり低いのかなという印象です。かといって50bpというのも現状の経済状況を考えるといくらなんでも低すぎるという感じがします。となると結論としては75bpになる可能性が高いといえると思います。そういう意味では今回のFOMCで75bpの利上げが行われた場合には大きなサプライズがないということであまりマーケットは反応しないのではないかと思っています。なので非常に注目されるFOMCですが、結果を予想しやすいという意味で大きな混乱は起きないのかなという印象です。