今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下の通りです。

引用:マネックス証券より

今週も住宅、エネルギー関連の指標が多く発表される見込みですが、その中でも注目しているのが実質GDPとミシガン大学消費者信頼感指数です。米国は今後の成長見通しが非常に厳しいものと思われています。特に来年は日本よりも成長率が低いとみられており、今後はより厳しい経済状況になる可能性も高いでしょう。そんな中、現在のGDPがどのような数値となっているのかというのは非常に注目されるところです。最近の経済指標を見ていても景気の先行きというのは非常に悲観的にならざるを得ません。そういう意味でも今回の発表もそれほどいいものにはならないのかなといった印象です。ミシガン大学消費者信頼感指数については消費者のマインドがどのようになっているのかというのは今後の経済を占ううえで非常に重要です。異常なまでの物価上昇は生活に大きな影響を与えていることは確かであり、心理的にはマイナス要因ではあるでしょう。しかし、雇用は安定しているため実質的には資産が目減りしていたとしてもそこまで感覚的には悪いものは感じていないかもしれません。いずれにせよ、今後の先行きが懸念される中で現状、どのような状況なのかを判断するのによいものではないかと思います。予想以上に早く経済が悪化しているのかもしれないし、意外と持ちこたえているのかもしれません。そういう意味でも非常に注目です。