今週発表される経済指標は以下の通りです。
16-20日:世界経済年次フォーラム(スィスのダボス)
20日:ゲオルギエバIMF専務理事やルメール財務相仏財務相が講演
●米国
16日:キング牧師の日で休場
17日:1月二ューヨーク連銀製造業景気指数、ウィリアムズNY連銀総裁
18日:12月小売売上高、12月生産者物価指数(PPI)、12月鉱工業生産、設備稼働率、11月企業在庫、NAHB住宅市場指数、11月対米証券投資、ベージュブック(地区連銀景況報告)
ボスティック米アトランタ連銀総裁あいさつ、ローガン米ダラス連銀総裁講演、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が講演
19日:12月住宅着工件数・建設許可件数、1月フィラデルフィア連銀景況指数、週次新規失業保険申請件数、コリンズ米ボストン連銀総裁、ウィリアムズNY連銀総裁
が講演
20日:12月中古住宅販売(20日)
●日本
17日:コア機械受注
18日:日銀金融政策、黒田日銀総裁会見
19日:貿易
20日:CPI
引用:ザイFX!より
来週は休日があるために序盤はあまり市場参加者も少なく、大きな動きはないかもしれません。しかし、その後は12月の生産者物価指数の発表や各種住宅関連指標の発表などが相次ぎ、それらの結果によって市場は大きく動くかもしれません。これまでの流れを見ると、生産者物価もそれなりに落ち着いたものとなるとは思いますが、個人的にはそれほど大きくは落ちてはいかないのかなという予想です。多くの予想でも物価の推移はしばらく高止まりとみているものが多く、インフレの落ち着きが出てきたとはいえそう簡単にはいかないでしょう。
日本でも来週は黒田総裁の会見やCPIの発表があり、非常に重要な一週間となりそうです。特に黒田総裁が会見で今後の金融政策についてどのような発言をするかということには注目が集まるところでしょう。おそらくはこれまで通り緩和を続けるとの発言はあるとは思いますが、市場の利上げ観測を打ち砕くほどの強いメッセージは出てこないのではないかと思います。なので現在の円高の流れを変えるようなことにはならないのかなと思います。