今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

27日:10月新築住宅販売、11月ダラス連銀製造業活動、2年債入札、5年債入札、サイバーマンデー

28日:9月FHFA住宅価格指数、9月S&P20都市住宅価格指数、11月コンファレンスボード消費者信頼感指数、11月リッチモンド連銀製造業指数、7年債入札、ウォラーFRB理事が経済見通しに関し講演、グールズビー米シカゴ連銀総裁が挨拶

29日:10月卸売在庫、7-9月期国内総生産(GDP)改定値、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、メスター米クリーブランド連銀総裁講演

30日:週次新規失業保険申請件数、10月PCEコアデフレーター、11月シカゴPMI、10月中古住宅販売仮契約

12月1日:11月製造業PMI、10月建設支出、11月ISM製造業景況指数(12月1日)

パウエルFRB議長がスペルマンカレッジ大のゲイル学長と、コロナ後の経済を巡り問題を討論、グールズビー米シカゴ連銀総裁が講演

引用:bloombergより

今週は非常に重要な経済指標の発表など市場を大きく動かしそうなイベントがたくさんあります。ISM指数、PCEコアデフレーター、GDP改定値の発表など市場が注目する経済指標が連日発表されることになります。また、各連銀総裁の講演やパウエル議長の討論など今後の金融政策について金融当局がどのような考えを持っているのかを伺う良い機会もあります。今の所、インフレは落ち着きを見せてはいますがまだ金融政策の変更ということまではいっていません。市場ではすでにその可能性について織り込んでいますが、FRBは非常に慎重に事を進めるつもりです。その姿勢が今も変わっていないのか、そして今後の金融政策についての新たな発見があるのかが非常に注目されるところです。経済指標については最近はインフレが落ち着きを見せていますが、その傾向が今も続いているのかが気になるところです。もし、再びインフレの上昇が意識されるようであれば再び引き締めを求める声も大きくなってくることでしょう。何れにせよ全てはデータ次第であり、それによってどのようにも変わることは頭に入れておいたほうがいいでしょう。