米国の若年層の資産が急増。株式投資の重要性がよくわかる。

資産運用の重要性は今更言う必要もないかもしれませんが、その重要性を改めて確認するような記事が掲載されていました。なんと米国の若者の資産が最近急増しているということです。その理由というのが株価の上昇に伴うものということであり、株式投資を始めとした資産運用をいかにうまく行うかということが生きていく上で重要であることが確認できるニュースだなと思います。

若者の資産が急増

ニューヨーク連銀の調査によると、若年層の資産が2019年以降急激に上昇しているようです。

米国では新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降、若年層の資産増加ペースが年長世代を大きく上回っていることが、ニューヨーク連銀の調査で明らかになった。株価の上昇が一因だという。

  40歳未満の成人では総資産が2019年以降に80%急増した一方、40-54歳では10%増、55歳以上では30%増にとどまったと、同連銀のエコノミストらは連銀の公式ブログに記した。

  最も若い世代はコロナ禍時代の財政刺激策の多くを受け取り、株式に投資する余剰貯蓄を確保したと、同調査では指摘している。

  この期間に株式相場は上昇したが、これらはリスクの高い資産であり、相場が急落すれば富の増加も一気に反転する可能性がある。

  全体で見ると、若年層の総資産は年長世代が何十年もかけて蓄積してきた富のほんの一部にとどまっている。ニューヨーク連銀の同エコノミストらによれば、2019年時点で、40歳未満は人口の37%を占めながら、米資産全体のわずか5.7%しか保有していなかった。

引用:bloombergより

このように米国の若年層の資産は非常に大きく上昇しているようです。その大きな要因というのは株式を始めとした資産効果によるもののようです。米国ではコロナ対策として多くの財政支援策を行ってきましたが、その恩恵を若年層は多く受けているようです。年齢が高くなるほどその効果があまり出ていないということはおそらくはその資金を投資にうまく回せなかったのかなという感じですが、いずれにせよ、きちんと投資をしていけば資産を健全に増やしていけるのだということが確認できる非常に良い例なのかなという感じです。

資産運用の重要性を示す有用な記事

今回の記事は資産運用をしている人にとっては非常に心強いものになったのではないかなという気がします。きちんとリスク分散をし、投資をしていけばこのように資産を増やしていけるということで、投資の重要性を改めて確認できるものになったと思います。もちろん株式投資にはリスクもあり、今後株価が下落していけば資産は大きく下落していくもとの思われますが、キチンをリスクを分散し、株式だけではなく債権を始めいろいろなものに投資をしておけばそのリスクは可能な限り低くすることができるでしょう。何より今最も重要な問題であるインフレ下においてこのように資産効果を得られるのであればインフレに対する抵抗力も十分蓄えられるのかなという感じがします。特に、このように若者資産が増えているというのであれば、今後景気が後退たとしてもそこまで若年層では消費が減少することはないでしょうし、景気を支える重要な要素となるかもしれません。

まとめ

今日は米国の若者の資産が急増しているというニュースについて見てきました。資産運用の重要性を知る上でも非常に重要なニュースであり、貴重なものだったのかなという印象です。日本では新NISAが開始され、新たに投資を始める人も増えたように思いますが、この流れが続くことを願うばかりです。おそらく株価が低迷するなどするとかなりの人が撤退してしまうような気はしますが、そんな愚かなことはしないようにしたいものです。