今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

15日:3月小売売上高、4月NY連銀製造業、2月企業在庫、4月NAHB住宅市場指数

16日:3月住宅着工件数、建設許可件数、3月鉱工業生産、節義稼働率

17日:ベージュブック、2月対米証券投資

18日:週次新規失業保険申請件数、3月先行指数、3月中古住宅販売

引用:ザイFX!より

今週も重要な経済指標の発表が相次ぎます。特にベージュブックや小売売上高の動向には市場は大きく反応するかもしれません。現状、インフレが予想外に強く、今後の金融政策の行方にも大きな影響を与えています。当初予想されていたよりも利下げの時期が後退するのではないかという懸念が大きくなり、市場は大きく動揺しているというところです。今の所、年内に利下げが実施される予想には変わりはありませんが、その時期や規模は大幅に縮小するのではないかというのが大方の見方です。そしてその予想が正しいのかどうかを判断する上でもベージュブックの内容は大きく役立つことでしょう。その内容によっては更に利下げ予想が後退する可能性もありますし、非常に気になるところです。また、3月の小売売上高にも注目が集まるでしょう。現在は経済状況というよりもインフレ動向の方に注目が集まりやすくなっているのでいつもよりは注目されないのかもしれませんが、それでも経済状況を見る上でも非常に重要な指標であることは間違いありません。特に米国経済を支える個人消費に動向には注意が必要であり、その動き次第で今後の経済や金融政策の行方は大きく変わると言っても過言ではありません。そういう意味では今週も経済指標の内容次第で大きく市場は動くことになるでしょう。