投資方針~賢明なる投資家?

今日は、私がどのような方針で投資を行っているのかを述べていきます。当たり前ですが、私の投資方針が唯一無二なんてことは絶対にありません。むしろ、あまりに適当すぎて、他の投資家の方からいろいろ突っ込まれること間違いなしです。私が言いたいことは、そんな凡人で頭の悪い人間でも、やるべきことをやればきちんと利益は出せるということです。なにも、バフェットのような一流の投資家になろうなんて思ってもいないし、目指してもいません。あくまで投資は生活を豊かにする手段であって、そのためには私はどうしているかということをご紹介するだけです。それをどのように判断するかは皆様次第です。参考にしていただいてもいいですし、反面教師にしていただいても構いません。

基本は超長期投資

私は現在、医療従事者として働いています。なので普段、そんなに投資に割ける時間はあまりありません。よって、プロの方のように、日中市場に張り付いて株価の動きを追いながら売買するとか、ニュースによって素早く行動するということはできません。なので必然的に長期投資が基本となります。以前は短期売買もやっていたことはあるんですが、はっきり言って気疲れがして割に合わなかったです。もちろん短期売買でも利益が出ないということはなかったですが、この分野で成功するには才能が必要だと個人的には思います。なので、もしあなたに才能があるのであればぜひ短期売買をやってください。そうすれば短期間で資産を築くことができるでしょう。しかし、多くの人はそんな才能も時間もないと思います。そんな人は黙って長期投資をしましょう。最初はあまり利益が出なくてつらいかもしれませんが、続けていくと必ず結果はついてきます。

買ったものは基本売らない

「超長期投資というけど具体的にはどれくらいの期間で投資するの?」

ときどき、こういう質問を受けることがあります。私の、この質問に対する答えは「ない」です。「えっ」って思った人もいるかもしれませんが本当です。私は基本的に買ったものは売りません。これを正確に言うと「永遠に持っていたいと思うものしか買わない。」です。

株は買うより売る方が難しい。

投資をやってみるとよくわかると思いますが、株を売るタイミングって本当によくわかりません。何日も上昇し続け、さすがにもう天井だろうと思ってもさらに上がるなんてことはよくあります。ニュースでは悪い材料がでて、下がると思って売ったらあなたの意に反して株価は上がります。本当に株価というものの動きを予測するということは難しいです。じゃあ、どうすればいいのか?そこで私の答えは「売らない」ということになります。

株価が下落したら

私は株価の動きには一喜一憂しません。株価の下落はむしろ優良株を買うチャンスだと思っています。先ほども言いましたが私は「永遠に持っていたいと思うものしか買いません。」なので株価が上がろうが下がろうが気にしません。そのくらいの強い意志でこの株を買いたいと思えるものを買うようにしています。よく、「株を買うときはその会社全体を買いたいと思えるかで決める」とか、「市場が5年閉じたとしてもあわてない株を買え」とかいわれるけど、その通りだと思います。

「それじゃあ、意味ないじゃん!」

おっしゃる通りです。株価がいくら上昇して2倍、3倍になったとしても株券でお腹は満たされないし、きれいは服は買えないし、旅行にも行けません。ですが、株を売却すると手数料と税金がかかります。これは予想以上に大きな負担となるので、これらは極力避けなければなりません。なので基本的に投資に用いる資金というのは日常生活に使う予定のないものを当てます。そうすればお金が必要だから株を売るなんてことはなくなります。投資を始める前にきちんと生活費と投資資金を分けるようにしましょう。

それでも今すぐお金が欲しい

資産を増やすためには手数料や税金は払わない方がいいということは、わかっていただけたと思います。けれど、今すぐお金は欲しいという人もいるでしょう。私自身、ここまで偉そうなことを言ってきましたが、やっぱりお金は欲しいです。そういう欲求を満たすための手段として、私は高配当株などもポートフォリオに加えて、配当という形で現金を得るようにしています。資産を増やすという目的だけであれば、配当はもらわずに再投資した方が、格段に効率は良くなります。何度も言いますが、株を売れば手数料は取られますし、所得が発生すれば税金がとられます。しかし、数十年後の未来のために、必要以上に現在の自分自身が、苦しくなりすぎるというのも問題があると思います。あくまでお金は目的ではなく人生を豊かにする手段ですから、自分自身が幸せを感じられなければ投資をする意味が違ってきてしまいます。ですから、投資で得た利益の何割かは今の自分に投資をするという選択肢もありだと私は思います。それに、やはり手元に現金があると精神的にゆとりが生まれ、生活が楽しくもなります。そういう意味でも私は配当という形で利益のいくらかは今の自分に使うようにしています。この辺は人それぞれだと思いますので、皆さんのやり方でやってもらえばいいと思います。

私が株を売るとき

私は買った株は売らないと言いましたが、そうはいっても売らざるを得ない状況というのもあります。それは以下の3つの状態になったときです。

  1. 投資方針が変更した場合
  2. 持っていると損をすることが判明した時
  3. 買った時の目的を達成できないとき

この3点です。①の場合、将来年金生活者となり、より多くのキャッシュが必要になった時です。より配当重視のポートフォリオに変えて利益の多くを生活費や遊興費に充てます。これはかなり先の話になるで基本的には考えなくていいものです。②の場合は何らかの理由で上場廃止になる場合、不祥事などで株価が大きく下落し、回復が見込めない場合などです。③は配当狙いの銘柄が配当を停止した場合などです。

三つの理由を述べましたが、共通することは「株価の動きで売るかどうかを決めるのではない」ということです。このように事前に株を手放すタイミングを決めておけば株価の動きをいちいち気にする必要がありません。基本的には機械的に売買するだけでいいので非常に簡単で精神的にも負担がありません。

まとめ

現在、私が行っている投資法について述べてきましたが、いかがだったでしょうか?まあ、たいした投資法ではないですし、あまり参考にならないかもしれませんが、反面教師にでもしてもらえたらと思います。一応こんな投資方法でもちゃんと利益は出ていますので。

普通の人が投資で資産を築こうと思えば長期投資しかないと思います。才能のある方は短期売買でもいいですが、ほとんどの人は無理だと思います。しかし、そこまでリスクを負わなくても着実に資産は増やせます。アメリカの株価は、最近は停滞ぎみですが、長期的な視点見れば、右肩上がりを続けています。これは「過去いずれの時期にダウ平均という株を購入して持ち続けていた場合、損をした人はいない」ということです。これはすごいことです。基本的に市場は上昇するようにできています。人はより良い生活、社会にしようとしますから当然といえば当然です。なので、一時的に下がることはあってもいつかは上昇すると私は思っています。そう思っていれば株価が下落してもちっとも気になりません。そんな感じで楽に投資生活を楽しんでいます。