今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下の通りとなります。

引用:マネックス証券より

なんといっても注目なのは13日に発表される消費者物価でしょう。おそらくはFRBも今一番注目している指標の一つであり、市場に与える影響も大きいものとみられます。前回も市場予想を上回る結果となり、それが金融政策がよりタカ派となるとみられ、株価も下落することとなりました。今回はどうなるかまだ分かりませんが、それほどインフレが改善しているとは思えません。なのでしばらくは高止まりが続いていくのではないかという印象です。いずれにせよ、消費者物価の値がどうであれ、金融政策の大幅な変更はないと思われます。依然、労働市場が堅調であることと、多少、予想よりもインフレが落ち着いてきたとしても目標とする2%の物価上昇には程遠いという現実には変わりがないと思われるからです。そういう意味ではあまりFRBの金融政策を変更させるようなものにはならないのかなという印象です。ただ、株式市場は一喜一憂して大きく上昇や下落をする可能性は十分にあります。あまり楽観論は持たずに冷静に対応していくようにしましょう。