今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下の通りです。

引用:マネックス証券より

今週は非常に重要な経済指標の発表が相次いで行われます。ISM製造業景気指数、ADP雇用者数、FOMC、ISM非製造業景気指数、雇用統計と市場に大きく影響を与えそうな経済指標が目白押しです。特にFOMCと雇用統計は今後の金融政策にも大きな影響を与えることになると思われますので、非常に注目されることになるでしょう。最近はグーグルやアマゾンなど今まで経済をけん引してきたIT企業の悪い決算が相次いでいたりと景気に対する不透明感はますます大きくなってきています。そういう意味ではFRBに対して景気に対する配慮を求める声も大きくなってくることでしょう。何名かの議員がFRBに対する書簡を送ったなんてニュースもありますし、景気に対する危機感はかなり大きくなっていることは確かです。しかし、雇用は弱くなってきているとはいえ堅調であり、物価もいまだに高止まりしています。そういう状況ではなかなか金融政策を変更するというのも勇気のいる決断になるのではないかと思います。個人的にはこれまでのパウエル議長や他の関係者の発言を見る限り、現状で金融政策を変更する可能性は低いのかなという感じです。やはり今はインフレ抑制第一ということで、景気や雇用に対する配慮というのはよほどのことがない限りあまりしないのではないかと思います。もちろん今週の経済指標が予想外に悪化していたりすればその可能性というのもないということはないとは思いますが、なかなか難しいのかなと感じています。いずれにせよ、まだ結果のわからない状態で何を言ってもしょうがないので結論は出すことはやめておきましょう。今のところは引き締め継続で、株価も軟調な感じが継続するという予想です。