今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

31日:第3四半期雇用コスト指数、8月FHFA住宅価格指数、8月S&P住宅価格指数、10月シカゴPMI、10月消費者信頼感指数

11月1日:10月ADP雇用統計,10月製造業PMI速報、9月建設支出、9月JOLT求人件数、10月ISM製造業景況指数、FOMC(10月31日、1日)、パウエル議長会見

2日:第3四半期非農業部門労働生産性、週次新規失業保険申請件数

3日:10月雇用統計、10月ISM非製造業景況指数(3日)

引用:ザイFX!より

今週は非常に重要なイベントが多くあります。FOMCの開催に雇用統計やISM指数の発表などマーケットに大きな影響を与えるであろうイベントが目白押しです。そういう意味では市場はこれらの経済指標は用心の発言などに一喜一憂することになるでしょう。今回のFOMCでは利上げは見送られることが予想されていますが、実際のところはどうなるかわかりません。マーケットではやや利上げ見送りと見ている人が多いような気がしますが、最近の好調な経済指標などを考えると利上げを主張する声が内部で大きくなっている可能性も否定できません。もしそのようなことになれば大きなサプライズとなって市場に影響を与えることになるでしょう。実際、インフレは依然として高く、目標としている2%への道はまだまだ遠いです。そういう意味では個人的にはどちらの可能性も十分にあるのではないのかなと感じています。また、雇用統計やISM指数など重要な経済指標の発表も週後半にあります。特に雇用統計では現在の強い労働市場が維持できているのかが非常に注目されるところです。また、あまりにも強すぎる内容であればやはり引き締め要因として意識されることになるでしょう。しかし、発表がFOMCのあとに行われるため、今回の金融政策決定には影響はないものと見られます。何れにせよ今週はこれら重要イベントがマーケットに大きな影響を与えると思われます。そのあたりは注意をしておくべきです。