今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下の通りです。

19日:ボスティック米アトランタ連銀総裁講演

21日:10月シカゴ連銀全米活動指数

22日:11月リッチモンド連銀製造業指数、メスター・クリーブランド連銀総裁あいさつ、ブラード・セントルイス連銀総裁

23日:10月耐久財受注、週次新規失業保険申請件数、11月製造業PMI、11月ミシガン大消費者信頼感指数、10月新築住宅販売、FRBが11月開催分FOMC議事要旨公表

24日:米国感謝祭で株式・債券市場休場

25日:米国株式・債券市場短縮取引

引用:ザイFX!より

今週は感謝祭で休日をはさむこともあり、いつもよりはやや低調な展開となる可能性もあります。しかし、各種需要な経済指標や要人の講演などが多数あり、それによっては大きく市場は動くことがありそうです。特に注目なのは23日のFOMC議事録要旨公表でしょう。先日開催されたFOMCでは75bpでの利上げが決定されましたが、その時どのような意見が出ていたのかということは今後の金融政策を考えるうえで非常に重要になります。今後も引き続き強い引き締めを行っていくのか、ある程度経済状況も考えて金融政策を柔軟に対応していくのか。FRBがどのように考えているのかを判断するのに非常に重要なものとなるでしょう。それ以降に消費者物価の数値などで大きな動きもあったために今現在の考えとはややずれている可能性もありますが、十分に価値のあるものになっていると思われます。FOMCの時点ではまだ物価の減速がまだ感じられるものがなかったのでおそらくはまだタカ派な意見の方が多いのかなという印象です。なので現状考えられているよりも強い意見が述べられていたとしても何も驚きません。しかし、それでもあの時点でもし、緩和の気配を見せるような発言があったのだとすれば、今後は金融政策がより柔軟になっていく確率がかなり高いということになるのではないでしょうか。もちろんこれはまだ可能性の話であり、何とも言えません。しかし、FRBがどのような思考回路で政策を決定しているのかということを判断するのにとても良いものだと思いますので注目しています。