今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下の通りです。

13日:11月消費者物価指数(CPI)

14日:FOMC、パウエル議長会見、スタッフ予測、11月輸入・輸出物価指数

15日:12月二ューヨーク連銀製造業景気指数、11月小売売上高、新規失業保険申請件数、12月フィラデルフィア連銀景況、11月鉱工業生産・設備稼働率、10月企業在庫、10月対米国投資

16日:12月米国製造業PMI、連邦政府機関閉鎖回避するための予算協議期限

引用:ザイFX!より

今週は非常に重要なイベントがあります。特に13日の消費者物価と14日のFOMCには非常に注目が集まるところでしょう。消費者物価については前回、鈍化の兆しを見せており、物価の上昇が落ち着くものと期待されていました。しかし、その後の強い雇用統計の数値や生産者物価の数値などにより、いまだ物価の上昇は強いものという認識も出てきています。今回の消費者物価がもし強いものであれば前回の物は一時的なものであり、インフレはいまだ健在ということになるでしょう。もし今回も消費者物価の伸びが鈍化しているというのであればインフレが少しは収まってきたのかなという観測も出てくるかもしれません。しかし、雇用がいまだ健在という状況ではインフレが収まるということもないような気がしますし、そのような状況ではFRBも金融引き締めの手を緩めることはできないのではないかと思います。そういう意味ではしばらくは景気のいい話は聞こえてこないのではないでしょうか。そして14日のFOMCではそのようなことが離されるのだろうと思います。今回の利上げは50bpという声が多いような気がしますが、問題はそれよりも今後の金融政策の行方だと思います。おそらくは今後もしばらくは引き締めを継続するような旨の発言がパウエル議長から出てくるのではないかと思います。これだけ良好な雇用の状態や生産者物価の上昇を見ればその可能性は十分にあるだろうと思います。さらに前日の消費者物価の数値が高いようであればその可能性はさらに高まると思っています。いずれにせよ今週はそれらのイベントに要注意です。