今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下の通りになります。

19日:12月NAHB住宅市場指数

20日:11月住宅着工件数・建設許可件数

21日:第3四半期経常収支、11月中古住宅販売件数、12月消費者信頼感指数

22日:11月シカゴ連銀全米活動指数、第3四半期GDP確定値、週次新規失業保険申請件数、11月先行指数、12月カンザスシティ連銀製造業活動

23日:11月個人所得・支出、PCEコアデフレーター、12月ミシガン大消費者信頼感指数確定値、11月新築住宅販売件数

債券市場短縮取引

引用:ザイFX!

今週は消費者物価の発表やFOMCなどが行われた先週に比べると落ち着いた一週間になるのかなという印象です。もう今年もあと2週間程度ということもあり、大きな動きはなくなっていくのかなとは思いますが、インフレなどの先行きに対する発表があれば市場は大きく反応するのではないかとは思います。住宅関連の指標は今週も多く発表されますが、おそらくはあまりよいものではないでしょう。これだけ金利が高止まりし、価格も上昇しているようでは不動産市場も活発には動かないはずです。失業保険の動向についてはやや注目しています。インフレの進行や景気の後退など悪いニュースばかりが続いていますが、労働市場だけはいまだに健在という印象です。おそらくは労働市場もいずれは軟調になってくるとは思いますが、それがいつになるのかということは気になるところです。失業率が悪化するということは労働者にとっては厳しいことですが、インフレ抑制を目指すFRBにとってはある程度は悪化してもらわないとインフレが落ち着かないため、そこは頭の痛い問題です。なのでいつまでも強い労働市場がそろそろ落ち着くのではないかと期待はしています。ですが、そういってずいぶん経っているような気もしますし、米国の労働市場の強さというのは本当に予想外です。そういう意味ではインフレとの戦いはまだまだ続くのかなという印象です。