今週発表さる経済指標

今週発表される経済指標は以下の通りです。

13日:ボウマンFRB理事講演

14日:1月消費者物価指数(CPI)、ローガン・ダラス連銀総裁が討論会参加、ウィリアムズNY連銀総裁が基調演説、バーキン・リッチモンド連銀総裁インタビュー

15日:2月二ューヨーク連銀製造業景気指数、1月小売売上高速報、1月鉱工業生産・設備稼働率、12月企業在庫、2月NAHB住宅市場指数、12月対米証券投資

16日:1月住宅着工件数・許可件数、週次新規失業保険申請件数、2月フィラデルフィア連銀景況指数、1月生産者物価指数(PPI)、メスター・クリーブランド連銀総裁が講演、ブラード・セントルイス連銀総裁が米経済、金融政策に関する討論会参加

17日:1月輸入・輸出物価指数、1月先行指数、バーキン・リッチモンド連銀総裁が討論会参加

引用:ザイFX!より

今週注目される指標は何といっても14日発表の消費者物価でしょう。インフレの落ち着きが出てきたと思われていますが、その推移がどのようになっているのかということは非常に注目されますし、今後の金融政策にも大きな影響を与えることは確実です。まずないとは思いますがい、落ち着いたと思われていた数値がまた急激に上昇するなどすれば、金融政策もより厳しくなると思われるため、株式市場にとっては非常にマイナスとなるでしょう。おそらくは今回はそれほど大きく上昇も下落もせずという感じだとは思いますが、インフレ収束を強く予想させるようなものにはならないような気がします。落ち着いてきたとはいえすぐにインフレが終息するというわけではありません。多くの予想では少なくとも今年いっぱいは厳しいのではないかとなっています。そういう意味ではあまり期待はしない方がいいと思います。個人的には最近のFRBの発言や強い労働市場などを背景に、今回の消費者物価の値が多少良い結果だったとしても市場が期待するほどの金融政策の変更はないような気がします。それほどインフレ抑制に対して厳しい姿勢を崩さないFRBですし、強い労働市場だということです。なので今回の発表ではFRBの金融政策は大きく変わらないのではないかなと思います。なので株式市場は短期的に動くことはあったも中期的にはあまり上昇は見込めないのかなという印象です。