今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下の通りです。

27日:1月耐久財受注速報、1月中古住宅販売仮契約、2月ダラス連銀製造業活動

28日:1月前渡商品貿易収支、1月卸売在庫、12月FHFA住宅価格指数、12月S&P20都市住宅価格指数、2月MNIシカゴPMI、2月リッチモンド連銀製造業指数、2月コンファレンスボード消費者信頼感、グルーズビー米シカゴ連銀総裁が講演

3月1日:2月グローバル製造業PMI、1月建設支出、2月ISM製造業景況指数

2日:第4四半期非農業部門労働生産性・単位人件費確定値、週次新規失業保険申請件数、2月サービス業PMI

3日:2月ISM非製造業景況指数

引用:ザイFX!より

今週注目されるのはISM指数が一番大きいかなという印象です。インフレが高止まりし、かつ長期化する空気が漂ってきている中、経済状況も日々深刻になってきていますが、それが実際どうなっているかということはだれもが気になるところかなと思います。一時期はインフレが落ち着いたと思われ、かなり心理的には改善していたように思いますが、それが誤りだったという可能性が出てきたため、心理状況はかなり悪化しているものと思われます。それらの影響が景況感として数値に現れてきているように個人的には思っていますが、実際どうなっているか確認したいところです。それ以外にも第4四半期非農業部門労働生産性・単位人件費確定値あたりは注目されているようです。特にインフレがあまり落ち着いてきていない可能性が示唆されているため、人件費の動向には注目されるところでしょう。労働市場が堅調であるということは本来とても良いことではありますが、インフレ下においてはインフレをより強く助長させてしまうという意味では問題でもあります。労働市場が悪化すればインフレは確実に低下するでしょうが、それと同時に経済も悪化することは避けられませんし、何とも難しい状況であるといっていいのだと思います。