今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下の通りです。

14日:2月消費者物価指数(CPI)、ボウマン理事講演

15日:2月生産者物価指数(PPI)、3月ニューヨーク連銀製造業景気指数、2月小売売上高、1月企業在庫、3月NAHB住宅市場指数、1月対米国投資

16日:週次新規失業保険申請件数、2月輸入物価指数、2月住宅着工件数・許可件数、2月フィラデルフィア連銀景況指数

17日:2月鉱工業生産・設備稼働率、2月先行指数、3月ミシガン大消費者信頼感指数

引用:ザイFX!より

今週は非常に重要な経済指標が相次いで発表されます。14日の消費者物価に15日の生産者物価、さらには小売売上高など重要な経済指標が目白押しです。そういう意味では発表される経済指標次第で大きく株価も動くことになりそうです。

消費者物価や生産者物価は今後のFRBの金融政策に対する影響を考えると、非常に大きなイベントとなるでしょう。特にパウエル議長が今後の金融政策について強めの発言をしており、それを後押しするような形になるのかどうかが注目されるところです。先日の雇用統計ではやや強弱入り混じったような内容だったので、消費者物価や生産者物価がどのような数値になるかによって今後の金融政策にも大きな影響を与えることになるでしょう。おそらくはまだそこまでインフレが落ち着いているとは思えないのでFRBの金融政策を変更させるようなものにはならないような気がしますが、どうでしょうか。2月の小売り売上高も経済状況を知る上でも重要な指標です。最近は企業業績もあまりよい話は聞こえてきません。そういう意味では今回の内容もあまりよいものではないような気がしますが、実際の数字がどのようなものか問うところは気になるところです。加えて現在はSVB破綻による金融不安も大きくなってきました。今のところリーマンショックのような大事にはならないような気がしますが、万が一、そのような大きな事件に発展すれば株価や金融政策にも大きな影響を与えることになるでしょう。そういう意味では今週もSVB関連のニュースには一喜一憂することになりそうです。