今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

21日:2月中古住宅販売件数

22日:連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表、パウエルFRB議長会見、イエレン財務長官、24年予算を巡り上院小委員会でのヒアリング参加

23日:週次新規失業保険申請件数、2月新築住宅販売件数、3月カンザスシティ連銀製造業活動、イエレン財務長官が下院歳出小委員会でバイデン予算案や経済見通しに関し証言

24日:2月耐久財受注速報、3月製造業PMI速報

引用:ザイFX!より

今週最も注目されるのはなんと行っても22日に行われるFOMCでしょう。SVB破綻に伴う金融システム不安がマーケットを席巻し、インフレが依然として健在という中、FRBがどのような金融政策を行うかということに非常に注目が集まるところです。今の所市場では25bpで乗り上げを見込んでいる意見が多いような気がします。SVB破綻以前は強すぎるインフレを抑えるために50bpで乗り上げの可能性も指摘されていましたが、それも今はかなり少数の意見となっています。それよりも利上げが一時的に停止されるのではないかという声が上がるほどになっています。それほど現在の金融不安というのは市場にネガティブな影響を与えているということでしょう。リーマンショックもまだ記憶に新しいところです。そういう意味では金融政策も大きな変更がなされる可能性もあるかなとは思いますが、個人的にはやや低いのではないかと思っています。これまでのFRBの行動や関係者の発言を見る限り、それほど大きな変更をするとは思えません。おそらくは25bpでの利上げを行い、今後は状況を見て柔軟に対応するという感じになるのではないかと思います。そしてそのような意見が今のところ多いような気がしています。そういう意味ではあまり大きなサプライズはないのではないかと感じているところです。