今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

29日:メモリアルデーの祭日で休場

30日:1-3月期住宅価格指数、3月FHFA住宅価格指数、3月S&P20都市住宅価格指数、5月消費者信頼感指数、5月ダラス連銀製造業活動、バーキン米リッチモンド連銀総裁講演

31日:ベージュブック、5月シカゴPMI、4月JOLT求人件数、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁がイベント参加、コリンズ米ボストン連銀総裁、ボーマンFRB理事が「Fed listenes」参加

6/1:5月ADP雇用統計、1-3月期非農業部門労働生産性・単位人件費、新規失業保険申請件数、4月建設支出、5月ISM製造業景況指数、連邦債務上限達成する見通し

ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が経済見通しに関し講演

2日:5月雇用統計(2日)

引用:ザイFX!より

引用:ザイFX!より

今週は祝日を挟むため、株式市場は若干穏やかな動きとなる可能性があります。しかし、債務上限問題やインフレなど市場を揺るがすような問題は山積しており、状況によっては大きく動く可能性があることを頭に入れておく必要があるでしょう。

現在の一番の関心事はなんと言っても債務上限問題かなと思います。状況によっては米国がデフォルトに陥る可能性があり、仮にそうなれば市場は大きく動揺することになりそうです。27日夜にはバイデン大統領とマッカーシー下院議長が原則合意に至ったというニュースが出たために、おそらくは問題解決へと進んでいくものと思われますが、まだなんとも言えないというのが現状です。あくまで原則合意であり、まだまだ大きく見解が別れているものも多く存在しているようです。また、民主・共和両党ともに強硬派が存在し、それぞれから反対されることが予想されます。それをどこまで抑えられるのかということが商店になるでしょう。

依然として健在であるインフレの動向にも当然ながら関心が集まるところです。特に今週は5月の雇用統計の発表が予定されています。最近はやや強めのインフレ指標の発表が相次いでおり、労働市場のしぶとさも相変わらずです。そういう意味では雇用統計もややタイトな状態なのかなとも思います。もし、雇用も依然として強いということになれば6月のFOMCにて利上げが行われる可能性は更に高くなることでしょう。そういう意味でも非常に重要な一週間となりそうです。