今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

3日:3月S&P製造業PMI、3月ISM製造業景況指数

4日:2月製造業受注2月JOLT求人、2月耐久財受注、メスター・クリーブランド連銀総裁講演

5日:3月ADP雇用統計、2月貿易収支、S&Pサービス業PMI、3月ISM非製造業景況指数

6日:週次新規失業保険申請件数、ブラード・セントルイス連銀総裁が経済・金融政策を巡り討論

7日:3月雇用統計、グッドフライデーで株式・債券市場休場、政府機関は通常通り

引用:ザイFX!より

今週は7日が祝日となるためやや株式市場は換算とした一週間となる可能性もあるが、経済指標は非常に重要なものの発表がある。特に7日発表の雇用統計の数値には非常に注目が集まるところでしょう。これまで急激に金利を引き上げ続けてきましたが、インフレは未だ収まる気配を見せていません。そのため今後もより一層の引き締めの可能性も考えられていましたが、SVB破綻から始まった金融不安によりその流れは若干交代したように思えます。しかし、FRB関係者の発言から見ると今の所、金融不安に対応して大きく金融政策を変更するということはなさそうです。よりタカ派的に見ていた人は若干の修正を余儀なくされるかもしれませんが、期待するほどの緩和への以降というのはないような気がします。最近の関係者の発言を見てもまだやるべきことはあるという決意表明する人が多く、次回FOMCでもこのまま行けばさらなる利上げが行われる可能性も十分にあるでしょう。しかし、全てはまだ可能性の段階です。今後の経済状況を見て柔軟にその判断は変更してくるということは間違いありません。そういう意味でも今週発表される雇用統計を始め、インフレ指標には十分に注意が必要です。今のところはその様な予想だとしても、これらの経済指標が予想異常に良かったり悪かったりすれば、金融政策も大きく変更する可能性は高いと思います。そういう意味でも商いの少ない一週間かもしれませんが、気を抜くことは許されません。