今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

17日:4月ニューヨーク連銀製造業景気指数、4月NAHB住宅市場指数、2月対米証券投資、バーキン米リッチモンド連銀総裁が講演

18日:3月住宅着工件数・住宅建設許可件数、確定申告期限、ボウマンFRB理事がデジタル通貨に関する討論会に参加

19日:地区連銀経済報告(ベージュブック)、ウィリアムズNY連銀総裁が講演、グルーズビーシカゴ連銀総裁インタビュー、

20日:週次新規失業保険申請件数、4月フィラデルフィア連銀景況指数、3月中古住宅販売、3月先行指数、ウォラーFRB理事が講演、ハーカーフィラデルフィア連銀総裁が講演、ボウマンFRB理事とローガンダラス連銀総裁が「Fed Listens」イベント参加

21日:4月製造業・サービス業PMI速報値、クックFRB理事が討論会参加

引用:ザイFX!より

今週発表される経済指標の中で注目なのは19日に発表される地区連銀経済報告・ベージュブックでしょう。ベージュブックはFRBが重要視するものの一つであり、それによって金融政策が大きく変更する可能性があります。現在、インフレの高止まりや、金融不安など米国経済を取り巻く環境は大きく変動しています。そして雇用関係の指標も悪化をし始めており、さらなる経済減速も懸念されているところです。そのため、ベージュブックでも同じ様な懸念が示されるようであればその流れは確定的なものということになり、FRBの政策にも大きな影響を与えることになるでしょう。今の所経済減速の懸念もあるものの、引き締めの継続を見込んでおり、5月も利上げが実施されるものと見られています。おそらくそれに関してはよほどのことがない限り変更はないような気はしますが、問題はその後の政策に大きな影響を与えるのではないかと思っています。そういう意味でもベージュブックの内容については注意しておくべきです。