今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下の通りです。

1月2日:12月製造業PMI、11月建設支出

3日:12月ISM製造業景況指数、11月JOLTS求人件数、FOMC議事録(12月開催分)、バーキン米リッチモンド連銀総裁講演

4日:12月ADP雇用統計、週次失業保険申請件数、12月サービス業PMI

5日:12月雇用統計、12月ISM非製造業景況指数

引用:ザイFX!より

今週から新しい年が始まりますが、非常に重要な経済指標の発表が相次ぎます。特にISM指数や雇用統計の結果はマーケットに大きな影響を与えることになるでしょう。去年は積極的な利上げを行ってきたFRBですが、後半にはその勢いが大きく後退しました。市場の予想を超えるハト派よりなスタンスは、今後の金融政策に対する見方を大きく変えるものとなっています。その流れが今も続いているのか、それを見定める意味でも今週発表される雇用統計の結果は非常に重要でしょう。最近の非常に弱い経済指標を考えるとおそらくは雇用統計もそこまで強くはならないのかなと言う感じがします。しかし、ほかの物価の指標が相次いで鈍化するなかでも労働市場の指標は比較的堅調なものだったような気がします。そういう意味では今回の結果も市場が期待するほどは悪くはないのかもしれません。ただ、雇用関係の指標についてはあまり悪化しすぎると大きな景気後退の可能性も懸念されてくるので、ソフトランディングと言う観点で見ればそこまで悪化しない方がむしろいいのかなとも思います。いずれにせよ、その結果は今週末にはわかります。おそらくはそこまで悪いものではない結果となるような気はしますが、それで緩和期待が後退する事はないのかなと言う感じです。