今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

1日:4月ISM製造業景況指数

2日:3月JOLT求人件数、3月製造業受注

3日:FOMC(2日から)、パウエルFRB議長会見4月ADP雇用統計、4月サービス業PMI確定値、4月ISM非製造業景況指数

4日:3月貿易収支、1-3月期非農業部門労働生産性

5日:4月雇用時計、ブラードSTルイス連銀総裁が講演

引用:bloombergより

今週は非常に重要な経済指標がたくさんあります。しかも今週はメーデーがあったり日本はゴールデンウィークに突入するなど市場参加者の数が限定される可能性もあり、非常に敏感な動きをする可能性があります。そういう意味では短期的に極端な動きをする可能性が高く、短期売買をしている人にとっては非常に稼ぎどきかもしれません。また、長期投資をしている人にとってはその様な短期的な動きに惑わされることなく、じっくり構えていく必要があります。市場の動きに流されてはいけません。

今週は月始めということもあり、非常に重要な指標が相次いで発表されます。各種ISM指数やFOMCの開催、貿易収支や雇用統計の発表など重要なものが毎日のように発表され、市場はその動きに一喜一憂する可能性が高いと言っていいでしょう。そして、先程も述べたように今週は休日を含むため、市場参加者がいつもより少ない可能性が高いです。そのため極端な動きもする可能性も考えておく必要があるでしょう。各種指標については景気はやや落ち込み、インフレは鈍化傾向であることが確認されるのではないかという感じがします。企業業績は悪化していることは間違いなく、この短期間にそれが変わるということはあまり考えづらいところです。そういう意味でもまだ経済指標でその改善を確認できるという段階ではないと思われます。また、インフレについてももう上昇することはないとは思いますが、非常に粘着性が高く、下落してくるには相当の時間がかかると思われます。そのため今週発表される雇用統計を始めとした指標でもインフレの鈍化ということを強く確認できることはないのだろうという感じがします。そういう意味でも株価の持ち直しというのはまだまだ先の話ということを確認する一週間となるでしょう。