今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

21日:バイデン大統領帰国

22日:ブラード米セントルイス連銀総裁が講演、ボスティツク米アトランタ連銀総裁とバーキン米リッチモンド連銀総裁が討論参加

23日:5月製造業・サービス業PMI速報、4月新築住宅販売件数、5月リッチモンド連銀製造業指数、ローガン米ダラス連銀総裁があいさつ

24日:連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表

25日:4月シカゴ連銀全米活動指数、週次失業保険申請件数、1-3月期国内総生産(GDP)改定値

26日:4月個人所得・支出、PCEコアデフレーター、4月卸売在庫速報、4月耐久財受注速報、5月ミシガン大消費者信頼感指数確定(26日)、などが予定されている。また、連邦準備制度理事会(FRB)は24日に連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を公表する。

引用:bloombergより

今週も非常に重要な経済指標の発表が目白押しです。1-3月期GDP、PCEデフレーター、消費者信頼感指数にFOMC議事録公開など市場を大きく動かしそうなものが多く発表されます。依然としてインフレはしつこく居座っているのは事実であり、目標とする2%への道のりはまだまだ険しそうです。しかし、金融不安を始め、米国経済の力はかなり弱っていることも事実です。なので金融政策での支援を期待したいところですが、インフレ抑制とのバランスのとり方は非常に難しいものとなるでしょう。そういう意味ではFRBがこのバランスをどのように捉えているのかが重要になります。それを間違えるとインフレも落ちつかずに経済も失速するという最悪の事態も招きかねません。そういう意味でも今週発表される経済指標やその後のFRBの動きに注目が集まるところです。

それ以外にも今は債務上限問題がどの様な結末を迎えるのかということが非常に注目されるところです。度々述べていますが、これは壮大なプロレスです。余計なことをしなければ結局の所無難な落とし所へと収束していくものと思われます。そうすることこそが与野党双方にとって有益だからです。なのでこれまでも度々債務問題は話題にはなりますが、大事至ることはほとんどありませんでした。しかし、そうならない可能性はゼロではありませんし、そうなることも頭に入れておく必要はあるのでしょう。特に最近は予想外のことが起きることが多いような気がします。そういう意味でも気をつける必要はあるのだろうと感じています。