今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

引用:マネックス証券より

今週はひじょうに多くの重要な経済指標が発表されます。その中でも注目なのは消費者物価とFOMCでの金利動向についてでしょう。インフレは上昇の勢いは落ち着いて規定はいますが、依然として高い水準を維持したままです。やや何かを示す兆候も出ては来ていますが、それが確かなものか確認する必要があるでしょう。そういう意味では今回の消費者物価の数値が予想外に落ち着いたものになっていれば金融政策にも大きな影響を与えるものと見られます。そして消費者物価の発表後にはFOMCが控えています。こんかいの会合ではおそらくは金利が据え置かれるのではないかという観測が多いような気がします。もちろん消費者物価の動向などまだ変動の余地はあるとは思いますが、大きく変わることはないのかなという印象です。ただ、6月のFOMCで金利が据え置かれたとしても、それで金利の引き上げが終了すると見ている人は少数だろうと思われます。依然としてインフレは強く、もう一段程度の利上げは必要との見解を述べる人が多くいます。そういう意味では仮に今回のFOMCで金利が据え置かれたとしても次回のFOMCで金利はほぼ確実に引き上げられるという状況です。そういう意味では依然としてインフレとの戦いは終わりそうもないというところです。仮に今回のFOMCで金利が引き上げられるようなことがあれば、もしかしたら次回は利上げを行わず、そのまま様子を見るという感じになるかもしれません。なので金利は引き上げられることは間違いないだろうけど、そのタイミングがいつになるのかということです。それによってマーケットは大きく変動するでしょうし、注意が必要です。