今週発表される経済指標は以下のとおりです。
16-19日:ブリンケン国務長官訪中
19日:6月NAHB住宅市場指数
20日:5月住宅着工件数・住宅建設許可件数、6月フィラデルフィア連銀非製造業活動、ブラード米セントルイス連銀総裁が講演
21日:パウエルFRB議長が下院金融委員会証言、グールズビー米シカゴ連銀総裁が講演
FRB副議長に指名されたジェファーソン理事、FRB理事に再指名されたクック氏、新たに理事に指名されたクーグラー氏が承認手続きの上院銀行委での証言
22日:5月シカゴ連銀全米活動指指数、新規失業保険申請件数、5月中古住宅販売件数、5月先行指数、6月カンザスシティ連銀製造業活動、パウエルFRB議長上院銀行委での証言、メスター米クリーブランド連銀総裁が講演
23日:6月製造業・サービス業PMI、ブラード米セントルイス連銀総裁講演
引用:ザイFX!より
今週は経済指標としてはそれほど注目されるものはないような気がします。しかし、FRBのパウエル議長が2回ほど議会にて証言を行う予定があり、その内容によっては大きく試乗が変動することになるでしょう。今回のFOMCでは市場の予想通り利上げを見送りましたが、今後の見通しについてはややタカ派的な見方をし、市場を動揺させる結果となっています。その辺りの意図などについては詳しく追求されることになるでしょう。それと現在の経済状況を見ると、厳しい金融政策を続けるFRBに対する風当たりも厳しくなることが予想されます。特に与党民主党の中にはFRBの金融政策に不満を持っている議員も多く存在します。そういう意味では非常に厳しいやり取りが行われる可能性があると言っていいでしょう。議会に何を言われようともパウエル議長が政策を変更させるとは思いませんが、政治や世論の動きを全く無視するということもないでしょうから、その辺りについては気になるところです。