今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

22日:7月中古住宅販売件数、8月リッチモンド連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁講演

23日:8月製造業・サービス業PMI、7月新築住宅販売、共和党大統領候補の討論会

24日:週次新規失業保険申請件数、7月耐久財受注速報値、8月カンザスシティ連銀製造業活動指数、ジャクソンホール会合(26日まで)

25日:8月ミシガン大消費者信頼感指数確定値(25日)、パウエルFRB議長講演

引用:ザイFX!より

今週注目されるのは24日から行われるジャクソンホール会合でしょう。ジャクソンホール会合は最近では非常に重要な政策決定について発言が行われることが多く、会合後に市場が大きく動くことがよくあります。前回のときもパウエル議長がタカ派によった発言をしてFRBの政策変更をマーケットに示したことで大きく注目されています。そういう意味でも今回の会合でもパウエル議長がどのような発言を行うのかということには非常に関心が集まってくることでしょう。米国経済の現状としてはインフレはかなりの落ち着きを見せては来ていますが、目標とする2%の物価目標にはまだまだ遠いというのが実情です。そういう意味ではややタカ派よりの姿勢を維持する可能性が高いのかなと感じています。最近は消費者物価などは非常に落ち着きを見せており、そこまで厳しい引き締めは必要ないようにも見えますが、金融不安も後退し、雇用も安定していることからそこまで緩める必要はないだろうと考えている可能性も十分にあると思います。実際、最近では引き締め継続と、やや様子を見たほうがいいという意見が出てきているように思いますが、まだタカ派的な意見のほうが多いように感じます。そういう意味では今の所、FRBはタカ派維持の可能性が高いと思っています。それがどのように変わるのかというの非常に注目されるところです。