今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

23日:9月シカゴ連銀全米活動指数

24日:10月製造業PMI、10月リッチモンド連銀製造業指数

25日:9月新築住宅販売件数

26日:9月卸売在庫、7-9月期GDP速報値、9月耐久財受注速報、週次新規失業保険申請件数、9月中古住宅販売仮契約

27日:9月個人所得・支出、PCEコアデフレーター、10月ミシガン大消費者信頼感指数確定

引用:ザイFX!より

今週注目なのは第3四半期のGDPやPCEデフレーターあたりかなと思います。物価の見通しが依然として強く、インフレが高く維持されている中で、これらの数値は今後の金融政策に大きな影響を与えることでしょう。パウエル議長は先週の発言で、現在の長期債利回りの上昇によりやや引き締めの程度について強める必要はない旨の発言をしましたが、それでもまだ引き締めの可能性についても言及しており、まだまだ油断はできない状態です。また、中東情勢の緊迫化など世界経済を急激に悪化させる可能性のあるイベントが多く存在します。それらがどう転ぶかによっても金融政策はいくらでも変化することでしょう。そういう意味では非常に予想が難しくなってきたような気がします。いずれにせよ、金融政策は今後の経済指標によっていくらでも変化しうるということと、中東情勢など急変を伴う事態も比較的容易にう凝りうることは頭に入れておいたほうがいいでしょう。