今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

7日:9月貿易収支、ローガン米ダラス連銀総裁が講演、シュミド米カンサスシテイ連銀総裁が挨拶

8日:9月卸売売上高、共和党大統領候補討論会、ウィリアムズNY連銀総裁講演

9日:週次失業保険申請件数、パウエルFRB議長が討論会参加、ボスティック米アトランタ連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁がイベント参加

10日:11月ミシガン大消費者信頼感指数速報値

引用:ザイFX!より

今週注目されるのはIMFカンファレンスでのパウエル議長の発言でしょう。先日の雇用統計の結果、市場では利上げ終了が強く意識され、利下げがいつ行われるのかということについて大きな注目が集まりました。FRB関係者からはまだまだ慎重な意見が多く出てきていますが、パウエル議長がどのように考えているのかということには誰もが関心を寄せるところだろうと思います。ただ、実際にはそれほど大きなサプライズとなるようなことはないのかなという印象が個人的にはあります。これまでもパウエル議長はデータを重視するという発言を度々しています。そういう意味では次回のFOMCまでに消費者物価など多くの重要指標が相次ぐ中で軽率な発言はまずしないだろうと考えています。多少のインフレ鈍化についての発言はするかもしれませんが、利上げを含めあらゆる可能性を排除しないことは忘れないでしょう。そういう意味ではそこまで大きなことは起きないのかなと思われます。