今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

20日:10月先行指数

21日:10月シカゴ連銀全米活動指数、10月中古住宅販売件数、FOMC議事録公表

22日:週次新規失業保険申請件数、10月耐久財受注、11月ミシガン大消費者信頼感指数

23日:感謝祭で休場

24日:11月製造業・サービス業PMI

引用:ザイFX!より

今週は祝日を挟むということもあり、少し静かな一週間となりそうです。しかし、その中でも注目となりそうなのはFOMC議事録の公表でしょう。現在、FOMCでは連続して利上げが見送られるという事態になっており、利上げの終了がかなり意識されるような展開となっております。しかし、パウエル議長をはじめ、多くの関係者は利上げの選択肢を排除しないと相次いで発言しており、市場の楽観論を牽制することに懸命という感じです。実際、市場ではすでに利上げ終了をかなり織り込んでいるような気はしますが、そのようになるかはわかりません。インフレは鈍化傾向にありますが、依然として高いことには変わりなく、状況によってはさらなる利上げが行われる可能性は十分にあると言っていいでしょう。しかし、労働市場の軟化や消費者物価の鈍化など利上げの必要性を疑う状況になってきていることも事実であり、なんとも言えないというのが正直なところでしょう。そういう意味ではこの現状を金融当局がどのように認識しているのかを判断する材料としてこの議事録は有効なのかなと感じています。何れにせよ今週はあまりイベントも多くなく、祝日も挟むことから静かな一週間になるような気はします。