今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

4日:10月製造業受注

5日:11月サービス業PMI確定、10月JOLT求人件数、11月ISM非製造業景況指数

6日:11月ADP雇用統計、7-9月期非農業部部門労働生産性、7-9月期単位人件費、10月貿易収支

7日:10月卸売売上高、週次新規失業保険申請件数

8日:11月雇用統計、12月ミシガン大消費者信頼感速報

引用:ザイFX!より

今週は非常に重要な経済指標の発表が相次ぎます。ISM指数や雇用統計など労働市場関係の指標が多く発表される一週間です。そういう意味ではそれらの発表で大きく市場も動くことが予想されます。現在、市場ではすでに利上げ停止が織り込まれ、利下げの時期がいつになるのかということが一番の関心事になっています。しかし、パウエル議長を始め、FRB関係者はハト派タカ派ともに若干の違いはあれどデータ次第であることは認めており、状況によっては利上げなど引き締めの選択肢を排除しないことを明言しています。そういう意味では今週発表される指標でインフレの落ち着きを確認できないようであれば期待するほどの緩和方向へのシフトというのは怒らないのではないかと思います。これまでの流れを見ればインフレはかなり落ち着きを見せてきて入るので一段の引き締めというのはかなり考えづらいのかなとは思います。しかし、今回のインフレは粘着性が非常に高いことも事実です。インフレが悪化しないまでも想定通り落ち着かないということも十分に考えられます。そうであれば金融政策もしばらく高止まりでなかなか緩和されないという事態も考えられるのかなと思います。むしろその可能性が一番高いような気が個人的にはしています。とにかく、今週は雇用関係の経済指標には注目です。