今週発表される経済指標は以下のとおりです。
引用：マネックス証券より
もうすぐ2023年も終わりとなりますが、まだまだ重要なイベントは続いていきます。今週は実質ＧＤＰやPCEデフレーターなどの発表が注目されるのかなという感じです。企業業績の悪化や雇用環境の悪化など経済の失速を予想されるような事態が最近は起きてきています。そういう意味では経済成長もそこまで期待できないのかなと思いますが、実際にどのようになっているのかは気になるところです。そしてPCEデフレーターについてはFRBも非常に重要視している指標の一つであり、インフレ動向を確認するためにも無視することはできないでしょう。インフレの鈍化はほぼ間違いないものとなっていますが、期待したほどには鈍化していない可能性も出てきています。雇用が予想外に強かったり、消費も期待したほど落ち着きは見せてはいません。そういう意味では今回の発表でも期待したほどにインフレの落ち着きを感じさせるものではないかもしれません。いずれにせよ結果は今週わかります。最近ではパウエル議長が予想外に金融緩和に対して前向きな姿勢を見せて市場が大きく揺れました。それをさらに革新させるようなものなるのか、もしくは再び引き締めに転換することを意識させるようなものになるのかが注目されるところでしょう。