今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

引用:マネックス証券より

今週も非常に重要な経済指標の発表が多くあります。特に実質GDPの発表やPCEデフレーターの発表は市場に大きな影響を与えることになるでしょう。実質GDPはおそらくはそこまで良い数値にはならないだろうとは思いますが、大きく落ち込むこともないでしょう。雇用や消費が比較的底堅く推移していることから大きな景気後退を思わせるようなものにはならないでしょう。そしてより注目されるのがPCEデフレーターの方でしょう。特に現在の消費の動向を知る上でも非常に重要なものとなる可能性があります。それによっては再び早期の緩和期待も高まるかもしれませんし、より緩和期待が後退するかもしれません。そういう意味でもその結果については非常に注目されるところです。また、今週は日銀も金融政策決定会合が行われ、日本の金融政策も転換されるのかが注目されています。流石に今回の会合で金融緩和が変更されることはないとは思いますが、4月には緩和終了になるのではないかという期待も市場には出てきています。市場はいつものことですが、自分たちの思い込みによって勝手に動く傾向があり、何も決定していないのに勝手に失望したりするのでいい迷惑だと感じることもよくあるところです。今の所、日銀は金融政策も正常化に向かわせたいと思っているのは確実だとは思いますが、すぐにでも修正したいとは思っていないと思います。あくまでデータ次第であるということです。そのあたりはFRBと似ているのかなという感じです。とにかく、今回の会合では政策変更はないとは思いますが、先行きについての発言がどのようになるのかが注目されるところです。