今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

5日:1月ISM非製造業景況指数、1月サービス業PMI、ボスティック米アトランタ連銀総裁、FRBが銀行融資担当者調査公表

6日:メスター米クリーブランド連銀総裁が講演、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が経済における中銀の役割に関する討論会に参加、3年債入札(540億ドル)

7日:12月貿易収支、クーグラーFRB理事、バーキン米リッチモンド連銀総裁講演、10年債入札(420億ドル)

8日:新規失業保険申請件数、12月卸売上高、イエレン財務長官、上院銀行委で金融安定監視評議会(FSOC)年次報告に関する公聴会に参加、30年債入札(250億ドル)

引用:ザイFX!より

今週は経済指標としてはそれほど重要なものは発表されないように思います。あえて言うならISM非製造業景況指数や新規失業保険申請件数くらいかなという感じです。それらについては経済の現状や雇用環境の変化によって株価は大きく動くかもしれませんが、今のところ大きな動きはないのかなという感じです。それと今週は多くの要人の講演があり、その中での発言に注目が集まりそうです。各連銀総裁が相次いで講演を行いますし、イエレン財務長官も公聴会に参加します。その中で現在の経済や金融政策に対する考えが聞かれると思いますので、その内容に注目が集まることでしょう。今の所、インフレは確実に落ち着いてきていますし、経済もそこまで力強さがなくなってきていることを考えると金融緩和への期待が高まってきていますが、最近の相次ぐ底堅い経済指標の発表によって、その期待はかなり後退しました。そのあたりの認識が市場と当局とで一致できているのかが気になるところです。市場では3月の利下げの期待はかなり減少してきていますし、そのあたりについては認識は一致するでしょうが、それ以降についてはなんとも言えません。当局からかなりの厳しい発言が出てくれば利下げの予測時期がさらに後退するということもあるでしょう。そういう意味では今週、今後の経済状況や金融政策に対してどのような発言が出てくるのかが注目されるところです。