今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

12日:カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演

13日:1月消費者物価指数(CPI)

14日:グールズビー米シカゴ連銀総裁質疑応答、バーFRB副議長、PPI修正

15日:2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、1月小売売上高、2月フィラデルフィア連銀景況指数、1月輸入物価指数、週次失業保険申請件数、1月鉱工業生産・設備稼働率、12月企業在庫、2月NAHB住宅市場指数、12月対米証券投資、ボスティック米アトランタ連銀総裁が講演

16日:1月住宅着工件数・建設許可件数、1月生産者物価指数(PPI)、1月ミシガン大消費者信頼感指数速報、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演

引用:ザイFX!より

今週発表される経済指標の中で注目されるのは、消費者物価と生産者物価です。インフレの鈍化が確実という中で、これらの指標がどのようなものになるかで今後の金融政策にも大きな影響がありそうです。現状では市場は早期の利下げを期待していますが、これらの指標が予想外に悪化していれば、その可能性も高くなることでしょう。反対に落ち着いたとはいえ、まだまだ物価の力があると判断されれば利下げの時期もやや後ろへとずれていくことでしょう。一時期よりは早期の利下げ期待も後退した感じはしますが、それでも強い消費者物価指数などを確認されることになれば、株価は弱含む可能性は十分にあると思います。そういう意味ではそれらの経済指標がどのようになるかが注目です。それと今週は多くの連銀総裁が講演にて発言をする予定です。それらの発言がどのようになっているのかにも注目です。これまでのことを考えれば確定的なことは言わずに、柔軟に対応していく旨の発言になるとは思います。そういう意味ではそこまで大きな変化はないとは思いますが、注意が必要だろうと思います。