SBI証券から新たな米国ETF買付手数料無料のサービスが開始される

先日、SBI証券から「SBI ETFセレクション」というサービスの開始がアナウンスされました。これは従来から行われていた米国ETFの買付手数料無料サービスの新たなる展開という位置づけだと思われます。これにより当該ETFについて、買付手数料無料に加えて、それぞれのETFについての投資情報が提供されるようになるそうです。米国株投資をしている人にとっては非常に気になるニュースだと思います。そういうわけで今日は先日発表された「SBI ETFセレクション」についてみていきたいと思います。

プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES

株式会社SBI証券のプレスリリース(2022年3月18日 16時06分)米国ETFによる資産形成応援!「SBI ETFセ…

「SBI ETFセレクション」について

「SBI ETFセレクション」はSBI証券がセレクトしたETFについて、買付手数料が無料となり、かつ専用ページにて投資情報を提供するというものです。

株式会社SBI証券(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙村正人、以下「当社」)は、2022年4月1日(金)から、当社が厳選した米国ETF10銘柄を「SBI ETFセレクション」として、買付手数料無料とするとともに、各銘柄について専用ページを用いて定期的な投資情報の提供を行うこととなりましたので、お知らせします。

引用:PERIMESより

これにより、個人投資家は今まで以上に米国ETFへの投資するハードルが下がるものと思われます。買付時の手数料が無料になり、かつ投資情報を提供されるというのは個人投資家にとって非常に有益なものです。これまでもSBI証券では米国ETFの買付手数料無料のサービスは実施されていました。そして今回のサービス開始に伴い、対象のETFが変更されることとなります。すべてが変わるわけではありませんが、今までこの制度を利用していた人はきちんと確認しておくべきです。

「SBI ETFセレクション」と現在の買付手数料無料の商品の比較

「SBI ETFセレクション」の対象となるETFは以下のようになります。

そしてこれまで買付無料の対象だった商品はこちらになります。

このように今回の変更によって、今まで買付無料の対象だったもののうち、5銘柄は対象から外れることとなります。よってこれらのETFを買い付けている人は、変更後は手数料が発生することになるので注意が必要です。VTIやVTなど人気のETFはそのまま買付手数料無料の対象のままなのでそこまで大きな影響はないように思います。しかし、SPYやIVVあたりは積立投資等で利用している人も多いのではないかと思います。なのできちんと確認はしておいた方がいいでしょう。そして新たな買付無料対象として6銘柄が加わることとなりました。なかでもQQQとSPYDはランキング上位にも入っている人気銘柄なので、これらが買付手数料無料となるのは非常にありがたいのではないかと思います。

まとめ

今日はSBI証券での米国ETFの買付手数料無料のニュースについてみていきました。個人的には大きな影響はありませんが、対象除外や新たに対象になる銘柄の中には非常に人気のあるものも含まれますので、それなりに影響はあるのではないかと思われます。なのでSBI証券で米国ETFを購入している人はきちんと確認をしておきましょう。特に自動化付けをしている人は放置していると勝手に手数料をとられ続けるということにもなりかねません。なので変更期日までにきちんと対処しておくべきでしょう。