今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

25日:2月新築住宅販売件数、シカゴ連銀全米活動指数、3月ダラス連銀製造業活動、ボスティック米アトランタ連銀総裁が討論会司会、クックFRB理事が講演

26日:2月耐久財受注速報、1月FHFA住宅価格指数、20都市住宅価格指数、3月コンファレンスボード消費者信頼感指数、3月リッチモンド連銀製造業指数

27日:ウオラーFRB理事が経済見通しに関し講演

28日:10-12月期国内総生産(GDP)確定値、3月シカゴPMI、2月中古住宅販売仮契約、3月ミシガン大消費者信頼感指数確定値

29日:2月PCEコア価格指数、グッド・フライデーで債券、株式市場は休場、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が挨拶、パウエルFRB議長が討論会参加

引用:ザイFX!より

今週のイベントの中では2月のPCE発表が最も注目される経済指標となるでしょう。FRBもインフレ動向を図る上で非常に重要視しており、その結果しだいで今後の金融政策は大きく変わると言っていいと思います。今のところ、今回のPCEも強めの結果が予想されており、利下げ期待を支持するようなものとはならないでしょう。そういう意味では今回の結果が事前予想とどの程度の乖離があるのかが非常に大事になるでしょう。おそらくはよほどのことがない限り今後の金融政策も比較的強めな傾向が続くとは思いますが、その程度というのは経済指標次第でどのようにも変化する可能性は十分にあります。また、今週はパウエル議長が討論会に参加し、どのような発言をするのかが注目されます。今の所、FRBは非常に慎重姿勢を貫いていますし、その姿勢は変わらないと思いますが、なにか今後の金融政策のヒントとなるような発言をするのかが非常に気になるところです。あまり市場を期待させるような楽観的なことは言うとは思えませんが、今現在、FRBがどのように市場を見ており、今後の予測しているのかを知るのは重要なことでしょう。そういう意味でも今週のパウエル議長の発言には注意が必要です。