今週発表される経済指標

今週発表される経済指標は以下のとおりです。

10日:CPI、FOMC議事録

11日:失業保険申請件数、PPI

12日:ミシガン大消費者信頼感指数

引用:ザイFX!より

今週も今後の株式市場を占う上で重要な経済指標の発表が相次ぎます。特に10日の消費者物価指数の発表と11日の生産者物価指数の発表は今後の金融政策を占う上でも非常に重要なものとなるでしょう。先週は予想外に強い雇用統計の結果によって、インフレが思っているほど落ち着いていかないという現実を目の当たりにしました。その結果として金融政策も想定上に厳しく据え置かれるだろうという予想が多くなってきています。そのような状況で消費者物価や生産者物価も更に強く推移していることが確認されれば、さらなる引き締め長期化の懸念が出てくると言っていいでしょう。最悪、もう一弾の引き締めなどという状況にもなるかもしれません。もちろん、そうなるには相当程度のものが出てくる必要があるとは思いますが、そういうことを考えてしまうくらい、今のインフレは非常に厳しいものとなっていると認識しておいたほうがいいでしょう。また、これらの現状を踏まえた上で、前回のFOMCにてどのような議論がなされていたのかということにも注目が集まるところです。今はその時よりもやや厳しい状況にはなっては来ていますが、その段階でも先行きに対する厳しい見方があったのか、そうではなかったのかで状況はかなり違ってくるでしょう。おそらくは総楽観的な見通しをしていないとは思いますが、いずれにせよ今後の状況はあまり良くはないのかなという感じです。