明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

去年は本当にいろんなことが起きました。ロシアのウクライナ進行に始まり、収支インフレの動向に振り回されるという感じだったような気がします。これまでの世界的な緩和路線が一気に変わり、株価に対する見方もずいぶん変わったように思います。もう終わったといわれていた債権についても見直しの動きが出てきたり、明らかにここ数年来の流れから変わった一念だったといっていいと思います。おそらくはこれからしばらくは株式にとっては厳しい時間が続いていくのかなという印象です。歴史を見ても当然ながら一方的に株価が上昇していくということはありません。必ず上昇、下落を繰り返しながら大きな流れでは上昇をしてきたということが事実です。そういう意味ではこれまで強く上昇してきた株価もそろそろ休憩となるかと思います。

今年一年、米国経済を振り回してきたインフレですが、さすがにそろそろ上昇の勢いは落ち着いて来そうな感じです。しかし、落ち着いてきたからと言ってすぐに下落してくるという事はないでしょう。おそらくはしばらく高止まりし、米国経済を苦しめることになりそうです。経済成長率も非常に低く、株価もあまり大きな伸びを期待する事は出来ないでしょう。いつもの事ですが、株式市場は楽観的過ぎると思っています。今もやや高すぎるような気はしますし、その期待がはがれたときは一気に暴落する可能性も十分あると思います。その危険性が来年はずっと付きまとってくるでしょう。しかし、長期的に見れば、やはり米国が世界の経済をけん引していくという流れが変わるとは思えないので、この局面を乗り切ることが出来れば再び経済は成長していき、株価も上昇していくことでしょう。そういう意味では来年は厳しい年となりそうですが、長期的に見ればよい株価の仕込み時だともいえるのかなと言う印象です。

日本経済は相変わらずの一年で終わるかなと思いましたが、まさかの日銀の金融政策の変更が行われた年となりました。まさに想定外の動きでしたが、日本もようやく金融緩和一辺倒の金融政策が終わりをつげ、通常の金融政策、経済に戻っていくことを目指すのかなと思います。理由はどうあれ日本の物価もかなり上昇してきました。そういう意味ではこのまま金融緩和への極振りと言うのもリスクがあると判断したのかなと思います。特に来年は日銀総裁も変更しますし、より柔軟な金融政策が行えるようにとの配慮もあったのでしょう。それといろいろと表にできない事情もあったのだろうとは思います。いずれにせよ、そういう方向に日本が動き出したということは事実であり、あまりそれに抵抗していてもしょうがないのかなと言う感じがしています。日本全体で言えばいい悪いということはあるかもしれませんが、一人ひとりで見ていけば、金融緩和しようが引き締めようが資産を増やす方法はいくらでもあるでしょう。少なくともこれからはこれ以上の緩和と言うのはあまり期待しない方がいいでしょうし、そのつもりで運用をしていくつもりです。

来年は色々ありましたが、今年も大変な一念になりそうです。しかし長期で見れば必ず成長はしていくでしょうし、それとともに株価は上昇していくでしょう。その時に後悔しないように今はじっと耐える時期かなと思います。今年もこれまでと変わらず投資を続けていくつもりです。