pay払いでの納税が可能となる。しかも手数料無料。

生活は日々便利になってきています。それは投資環境においても同じで、ネット証券やネット銀行の登場は我々個人投資家にとって大きな革命的影響を与えました。そして納税においてもそれは同じであり、今やe-Taxなどを使えば自宅に居ながら納税を行うことができ、非常に便利になりました。そして今後もその真価は続いていきそうです。なんと今後スマホでのpay払いが可能になるとのことです。選択肢が増えるということは非常に良いことであり、より利便性が高くなるのであれば歓迎したいところです。というわけで今日は国税のpay払いのニュースについてみていきます。

pay払いでの納税が可能になる

先日、納税に関する大きなニュースが発表されました。今後、国税に関してpay決済、いわゆるスマホ決済で行うことが可能になるということです。

 国税庁は10月24日までに、国税をスマートフォンのコード決済などで支払えるサイトの概要を公開した。12月1日から利用可能。「PayPay」「d払い」「au PAY」「LINE Pay」「メルペイ」「Amazon Pay」の6種類が利用できる。

 これまでもクレジットカードを使った国税納付は可能だったが、金額に応じ所定の手数料を利用者側が支払う必要があった。“Pay払い”では手数料を国税庁側が負担し、利用者には発生しない。

 政府は「キャッシュレス法」を基に、税金など国への支払いのキャッシュレス化を進めている。しかし決済事業者に支払う手数料については、対応がまちまちだ。国民年金保険料の納付などを除き、クレジットカード支払いの場合は納付者が手数料を負担する場合がほとんど。一方、住民税や固定資産税など自治体への納付については、地方自治法に基づいてクレジットカードや“Pay払い”が可能になりつつあり、“Pay払い”には手数料が発生していない

 国税の“Pay払い”にあたっては、「アカウント残高を利用した支払方法のみ利用可能」としており、クレジットカードから直接支払う形は取れない。また、一度の納付での上限金額は30万円としている。

 当初、“Pay払い”は1月4日から可能となっていたがシステム開発が遅れ、導入を12月に延期していた。サイトのオープンやQ&Aの公開など詳細は12月1日に公表する。また案内を記したリーフレットについては11月8日に掲載を予定している。

引用:ITmediaより

このように今年の12月から国税の納付がpay払いで行うことが可能となるようです。これまで納税というのは振り込みなどの手段で行うことが一般的でした。しかし、これからはpay払いでも行うことができるようになり、より選択肢の幅が広がるという意味では非常に良い変化だと思います。

手数料無料がうれしい

一番の注目点は何といっても利用手数料が無料であるというところでしょう。現在もクレジットカードでの納付も可能ですが、手数料がかかってしまうためにやや利用しづらいところがあります。しかし、pay払いではその手数料は国が負担するということらしいのでそのハードルはかなり低くなったという印象です。そういう意味では今後はpay払いでの納付というのはかなり普及していくのかなという感じがします。

楽天payはだめ?

気になる点として、対応決済一覧の中に楽天payが入っていないということです。メジャーなところはすべて対応しているように思えますし、利用状況を考えるとわざわざ除く必要もないような気はします。そう思っていたらすぐに楽天payに関するニュースも発表されました。

 楽天ペイメントは、「楽天ペイ」を使った国税や地方税などの支払いについて「時期は未定だが対応は予定している」とした。ITmediaの取材に対してコメントした。「いずれもタイミングの問題」

引用:ITmediaより

この記事によると楽天payでもそう遠くない時期に国税や地方税に関してのpay払いに対応していくようです。おそらくは対応に時間がかかるなどの理由によるものかと思われます。12月の開始には間に合わないのかもしれませんが、そう遠くない時期に楽天payでも納付ができるようになるのでしょう。

まだ不透明なところはある

今回の対応は非常にうれしい変化だと思います。クレジットカードでの納付は手数料がかかるためやや利用しづらいなと思っていましたが、手数料無料でpay払いが利用できるのであれば大変ありがたいことだと思います。ただ、まだ発表されたばかりということもあり、詳細についてはまだわかりません。利用できる条件についても上限が30万円までというように効いています。もしそうであれば利用できる状況というのはやや限られてくるのかなと思います。またポイントの付与についてもよくわかっていません。大抵のpay払いというのは利用するとポイントが付きますが納税に対してポイントが付くかどうかは発表されていません。こういう特殊な状況ではポイント付与対象外ということもよくあることなのでその辺は今後の発表を待ちたいといったところでしょう。

まとめ

今日は税金のpay払いが開始されるというニュースについてみていきました。大変良いニュースであり、早く開始してほしいところです。詳細についてはまだ不透明なところも多く、期待と裏切ることもあるかと思います。しかし、手数料無料についてはここまではっきりと発表しているところを見ると変わることはないと思います。それだけ見ても十分素晴らしいことかなと思います。