全く興味のない暗号通貨を保有することになった

この度、暗号通貨を保有することになりました。個人的には興味のないものだったので保有することはないだろうと思っていたんですが、株主優待でいただけるということだったので意図せず暗号通貨に投資する形となったということです。本当はすぐに売却して現金化しようかなとも思ったんですが、非常に少額であるということもあり、せっかくなのでしばらく運用してみようという結論に至りました。まあ、対した結果にはならないかなと思いますが、ちょっとした余興のようなつもりで眺めていこうと思っています。

参照:私の仮想通貨

思わぬことで暗号通貨を手にいれる

私はSBIホールディングスの株式を持っているのですが、その株主優待として先日、XRPという暗号通貨をもらいました。暗号通貨はビットコインくらいしか知らないのでXRPが何なのかすらわからないという状況です。そういう意味では投資としてとてもじゃないけどまともなことをしているとは言えないでしょう。ですがせっかくいただいたものなので少し楽しもうということです。株主優待としてはもう一つ、サプリメントみたいなものも選べたような気がするんですが、それこそ全く必要のないものだったのでまあしょうがないかという感じです。

暗号通貨に関して言えば批判的な多く存在する

暗号通貨についてはいろいろな意見があり、今後どのような展開になるのかわかりません。ウォーレン・バフェット氏やチャーリー・マンガー氏などは暗号通貨に対して非常に厳しい見方をしており、常々批判しています。

世界最大の暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの価格は、2020年末から年明け1月3日までの5日間で、およそ23%上昇した。ビットコインの投資家や投機家にとっては嬉しいニュースだ。

しかし、ウォーレン・バフェットにとってはまったく無意味な知らせである。というのも、バフェットはこれまでビットコインについて「殺鼠剤の2乗のようなもの」等とコメントしており(バークシャー・ハサウェイの副会長が2014年にビットコインを「殺鼠剤のようなもの」とコメントし、その後に価格が急上昇したのを受けて「2乗」と表現した)、自分は決して買わないと公言してきたからだ。

ビットコインがおよそ1万ドルで取引されていた2020年2月には、CNBCに対し、「私は暗号資産を一切所有していないし、今後も所有することはないだろう」と述べている。

引用:フォーブスより

また、先日は米金融大手JPモルガンのダイモンCEOが暗号通貨を批判しています。

米銀最大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは10月13日、国際金融協会(Institute of International Finance:IIF)主催のイベントで、ブロックチェーン技術を賞賛しながらも、暗号資産(仮想通貨)を「分散型ポンジ・スキーム(ねずみ講)」と呼んだ。

しかし、暗号資産には大量の違法行為が存在とした一方で、ブロックチェーンは少なくともある種の「リアル」な側面を持っていると述べ、JPモルガンのグローバル決済プラットフォーム「Onyx」に触れた。

ダイモンCEOは長年、暗号資産を批判し続けており、先月も議会の公聴会で暗号資産を「分散型ポンジ・スキーム」と呼んだ。

引用:yahooより

このようにダイモンCEOはブロックチェーン技術自体は称賛しながらも現在の暗号通貨についてはねずみ講だとして厳しく批判しています。この二人以外にも暗号通貨に対して批判的な人は多くいますし、逆に肯定的な人もたくさん存在します。そういう意味ではまだ結論は出ていないのかなという感じです。

将来的な可能性はあると思うけど、今すぐ投資する必要性は感じない

個人的には暗号通貨という存在自体を否定するつもりはありませんし、将来的にはドルや円に代わる通貨として流通する可能性もあると思っています。しかし、現在において直ちに投資対象となるかと言われればさすがに疑問符が付くという感じです。一番はバフェット氏が言う通り、その価値をだれが保証するのかということがはっきりしない点です。円やドルというのは国家というこれ以上ない価値を保証してくれる存在があります。円やドルというのは日本や米国が存在する限り紙くずになるということはないでしょう。もちろん絶対ということはないと思いますが、少なくともそれほど心配することではないと思います。しかし、仮想通貨に関して言えばそれを保証してくれるものはどこにも存在しません。それを取引している人たちがそれだけの価値があると勝手に想像しているだけです。何かしらのきっかけでそれがなくなったときに、仮想通貨がどのようになるかということは全く予想がつきません。先日大手の取引業者が破綻したときは価格が大暴落したように、何かのきっかけでその価値を大きく失う可能性があり、そのような状況ではとても投資するつもりにはならないかなという感じです。なので少なくとも今は大きな資産を仮想通貨に投じることは私はありません。

まとめ

今日は意図せず仮想通貨に投資することになったというお話をしました。仮想通貨に関して言えば現在は私は否定的です。もちろん将来的な可能性についてまで否定するつもりはありませんが、株式や債券など有効な投資先がほかにもあるのにわざわざそこまで危険を冒す必要はないだろうということです。大きなリスクをとってでも仮想通貨の将来性にかけようという人を止めるつもりはありません。ただ、それはリスクに見合うメリットがあるとは思えないので投資しないだけです。個人投資家はそんな無理をせずともじっくり時間をかけて資産と積み立てていけば十分です。そこまで背伸びをする必要はないと思います。