過去10年で見ると日本株は意外と健闘している

日本の株式市場についてあまりよい印象を持っていない人もいるのではないかと思います。私自身もそう思っており、だからこそ米国株に投資をしているのですが、最近は日本株にも少し興味を持ってきました。実際最近の日本株は素晴らしいとは言いませんが、まずまずの成績は残しているのではないかと思います。過去最高益を上げる企業もたくさんあり、投資対象として十分検討に値するのではないかと思うようになってきました。そんな中、マネクリに日本の株式市場についてそこまで言うほど悪くないという記事を見つけたので今日はそれをもとに日本株について考えていきたいと思います。

東証の市場再編、厳しい評価も。個人投資家はどう見るべき? | アクティビストタイムズ | マネクリ マネックス証券のお金と投資のオウンドメディア

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過去10年では日本株は意外と健闘している

日本という国はもう何十年も低成長を続けており、米国や中国との差は年々増すばかりです。それゆえに日本株についてもあまりよい印象を持っていない人も多いでしょう。しかし、ここ10年で見てみると日本株はそこまで悪いパフォーマンスではないことが分かります。

引用:マネクリ 東証の市場再編、厳しい評価も。個人投資家はどう見るべき?より

この図は過去10年の米国と中国、ドイツと日本の株価指数の比較です。これを見ても明らかなように日経平均株価はナスダックやS&P500には及びませんが、中国やドイツの株価指数よりも良いパフォーマンスを示しています。ナスダックはいわゆるGAFAと呼ばれるハイテク企業を中心とした成長銘柄が数多くあり、最近の米国の成長をけん引してきた市場です。それを考えると過去10年の日本株のパフォーマンスというのはそう悪くないのではないかと思います。

日本市場も米国のように投資家を重視するようになってきたことも要因の一つ

過去10年の東証一部の時価総額を表したグラフが以下になります。

引用:マネクリ 東証の市場再編、厳しい評価も。個人投資家はどう見るべき?より

このように過去10年で時価総額は251兆円から728兆円と大きく成長しています。これは様々な理由があると思いますが、一つに東証のガバナンス改革があると思われます。東証は近年、コーポレートガバナンス・コードの整備を進め、投資家と企業との対話を進めるような取り組みをしてきました。今までは米国などと比べると投資家に対する姿勢はあまりよくなかったと思います。そういう投資家軽視の姿勢を改め、企業と投資家が協力して企業価値を高める環境が整ってきたことも株価上昇の一因でしょう。

新しい企業も育ってきている

中身についても大きく変わってきています。10年前は時価総額が10兆円を超える企業は一つもありませんでしたが、現在は5社も存在します。そして10年前の上位10社というのは1970年代以前に上場した企業が8社と古い企業が多く締めているのに対し、現在は1970年代以前の企業というのは4社になっています。確実に新しい時代の企業が力をつけてきているのです。もちろん古いことが悪いとかいうつもりはありませんが、特に日本という国はそのような変化というものに弱いところがあります。しかし、株式市場においては少しずつですが変わってきているのではないかと思います。

引用:マネクリ 東証の市場再編、厳しい評価も。個人投資家はどう見るべき?より

次の10年もよいパフォーマンスだとは限らない

ここ10年を見てみれば日本の株式市場というのはそう悪くはなかったのかなと思います。日本で生活しているとあまりそう感じませんが、株式市場に限ってはそこまで悪くはなかったということでしょう。しかし、これからの10年がまた良い結果を出せるかどうかはわかりません。東証は最近、市場再編を行い、より投資家にとって投資しやすい環境をめざして新たな出発をしました。しかし、この再編については厳しい意見も多くあります。結局はあまり意味がないのではないかと意見もあり、どのような結果が出るかまだまだ未知数です。実際世界の株式指数に採用される日本企業はどんどん少なくなっています。それだけ日本や日本の企業の地位が低下しているということであり、とても危機的な状況です。それにこの10年というのはアベノミクスをはじめとした政治の後押しもプラスに働いたように思います。このように民間と政治が同じ方向を向いて力を合わせればいい結果が得られるのです。この10年はそういう意味でとてもいい見本となるはずです。ですから政治の世界にも日本株がこれからも成長していくようにしっかり取り組んでもらいたいものです。

まとめ

今日は最近の日本市場についてみてきました。正直、日本株については対して期待していなかったので、ここまでよいパフォーマンスだったとは思いませんでした。特にこの10年は政治の後押しの影響が大きかったように思います。安倍政権誕生前は日経平均は1万円を切る水準で停滞していました。それが今や3万円付近まで来ています。きちんとした政策を打ち出せば結果はきちんとついてくるといういい見本です。これからもそのような後押しを期待したいところです。投資家として日本株についてはこれまで通り、割安な銘柄を中心にチャンスがあれば投資していくつもりです。現在のように割安に放置されている日本株というのは十分に投資する価値はあると思っています。メインが米国株であることは変わりませんが、いい株があれば日本株でも投資はしていきます。