楽天モバイルのポイント還元は11月以降も継続して利用する人にのみなのか?

楽天モバイル0円携帯終了のニュースが大きく取り上げられていますが、実際の終了まではまだ時間があるため、今はまだ慌てる必要はないのかなと思っています。携帯各社がこれに合わせて新しいサービスを発表したりしていますし、終了期限に近づくにつれてさらにいろいろなニュースが出てくる可能性もあるからです。なのでしばらくは放置していようと思っていたら、とんでもないニュースが飛び込んできました。実質0円で10月まで使えるというのはもしかしたら嘘かもしれないというのです。これを聞いたときはかなりびっくりしましたが、調べてみるとそれは違うんじゃないのかなと思うようになりました。おそらくこのニュースを聞いてびっくりしている人もいるのではないかと思いますし、重要なことなので今日はこの件について共有していきたいと思います。

ポイント還元は継続利用者のみ?

楽天モバイルの0円携帯終了のニュースはすでに多くの人が知ることとなっています。そしてその内容とは8月までは既存ユーザーは0円で使用でき、9月と10月はポイント還元により実質無料で使えるというものです。そのため、10月まで待ってから他のプランへ移行しようという人も多いのではないかと思います。私もその一人です。そのため移行作業はもう少し後でもいいかなと思っていましたが、先日こんなニュースがネット上に出てきました。

「楽天モバイル、10月までの実質無料は「11月以降も契約継続したやつのみ後日還元」

これを見た時は正直かなりびっくりしました。この手の契約によくある非常に紛らわしい文言でユーザーをだましていたのかとも思いました。なのでかなり楽天には失望したのですが、原文を読んでみるとこれは違うのではないかと感じます。以下が楽天モバイルのページにある該当部分のものです。

プラン料金1GBまで実質最大4カ月無料について

※3 2022年7月1日(金)に自動的に「Rakuten UN-LIMIT VII」へ移行となりますが、2022年10月末までの最大4カ月間は月額データ利用量が1GB以下/月の場合、月額料金が実質無料となります。期間により特典内容が異なります。以下の詳細をご確認ください。

・7月1日(金)~8月31日(水)23:59まで、「Rakuten UN-LIMIT VI」のプラン料金でご利用いただけます。

・9月1日(木)0:00~9月30日(金)23:59まで、データ利用量が1GB以下/月だった場合は1,081円相当分(プラン料金980円[税込1,078円] +ユニバーサルサービス料2円+電話リレーサービス料1円)の楽天ポイント還元され、実質「Rakuten UN-LIMIT VI」のプラン料金でご利用いただけます。

・10月1日(土)0:00~10月31日(月)23:59まで、1GB以下/月だった場合は1,080円相当分(プラン料金980円[税込1,078円] +ユニバーサルサービス料2円)の楽天ポイントが還元され、実質「Rakuten UN-LIMIT VI」のプラン料金でご利用いただけます。

・11月1日(火)0:00より、「Rakuten UN-LIMIT VII」のプラン料金が適用されます。

※実質無料特典は、ご利用中の回線の中で最初にお申し込みいただいた1回線目に適用されます。

※ポイントは付与日を含めて6カ月の期間限定ポイントとなり、対象期間内のデータ利用量が1GB以下/月の月の翌々月末日頃に付与(例:9月に適用条件のご利用が確認できた場合、11月末日頃のポイント付与予定)。ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料が改定となった場合にはその金額に応じて還元ポイントも変更となります

引用:楽天モバイルホームページより

ポイントとなるのは最後の※以降のところでしょう。ポイントの還元は適用条件の確認ができた後の翌々月末に付与するとなっています。つまり、ポイントの還元はすぐには行われないということです。これ自体はポイント還元という仕組み上、よくあることであり、当たり前だと思います。なのでいちいち驚くようなことではありません。しかしニュースのタイトルには「11月以降も契約継続したやつのみ後日還元」との記載があります。この文章を読んでそのような意味と解釈する人はあまりいないのではないでしょうか。それ以外のところにも、11月以降も契約した人のみというような文章は存在していません。なのでこれは明らかなフェイクニュースなのではないかと思います。

ほとんどの人には関係ない

楽天モバイルのポイント還元が時間差を置いて還付されるということは事実です。そのため楽天モバイルの解約とともに楽天ポイントについても解約してしまうという人にとってはその通りでしょう。しかし、楽天ポイントというのは楽天モバイルだけではなく、楽天が提供しているサービス全般で利用されているものです。そして日本で最も利用されているポイント制度の一つであり、楽天モバイルの契約を解除したからといってすべての楽天のサービスから撤退するという人はかなり少数派だと思います。そのような非常にまれなケースにのみ今回のニュースの指摘は当てはまります。仮に楽天モバイルの解約とともに楽天ポイントの利用もやめようと思っていたとしても、ポイントの解約をポイント還元されるまで延ばせばきちんと利用分のポイント還元は受けられるはずです。少なくとも公式文章を読んで、契約を継続している人にのみポイントを還元するとは私には読めませんでした。

まとめ

今日は楽天モバイルの0円携帯終了に関するポイント還元のニュースについてみてきました。今日紹介したものは個人的には明らかなフェイクニュースではないかと思っています。どこをどう読んでも11月以降契約している人にのみポイントを還元するとは読めません。なので少なくとも楽天ポイントの利用を今後も継続していく人にとっては何も関係にないものであり、多くの人にとってはそうなる事例だと思います。そういう意味では非常に人騒がせなニュースだなと思いました。