ロシアの対する経済制裁は周りの中小国にとっても深刻な影響がある

ロシアによるウクライナ侵攻は依然終わる気配がありません。停戦交渉も行われていますが今のところ決着する見込みはないようです。一部妥協案を示したなどのニュースも出ては来ていますが、どれほど確かな情報なのかわからないためあまり期待しない方がいいでしょう。少なくとも確定するまでは楽観するべきではありません。いずれにせよロシアに対する経済制裁は今後もしばらく続くことになるでしょう。そのためロシアは非常に厳しい経済状況に置かれることになります。そしてそれはロシアだけでなく、周りの中小の国々にも影響が出てきそうです。まさに世界経済はすべてつながっているということを見事に表しているものであり、とても重要なことなので今日はそのことについてみていきたいと思います。

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ロシアに対する経済制裁の影響はロシアだけにとどまらない

ロシアに対する経済制裁はSWIFTからの排除という非常に強いものが行われることとなりました。それによりロシアは今後大変厳しい状況に置かれることとなりますが、それはロシアだけにとどまりません。その中でも中央アジア諸国にとっては非常に厳しいものとなるようです。カザフスタンやキルギスタンなどの国では通貨の暴落が起こっており、米ドルの持ち出し禁止などの対策が取られるようになっています。また、ロシアは多くの移民を受け入れているようで、特に中央アジアからの移民が多いようです。その移民が自国に外貨を送金することによって経済が成り立っている国も多くあります。そういう意味でも今回の金融制裁はロシアだけではなくそれ以外の国々にも大きな影響を与えることになるでしょう。

ロシアとの経済的なつながりが強い中小国に対する支援が必要

今回の金融制裁に対しては欧米各国も覚悟を決めて行ったものと思われます。特にロシアとの経済的なつながりが強い欧州にとっては非常に覚悟のいる決断だったと思います。しかし、そうはいっても先進国であれば何とかやりようもあるでしょう。しかし、それだけの経済力のない中小の国々ではもはや国が成り立たなくなる可能性もあるのです。そういう意味でもそれらの国々に対するサポートをするということも重要なことになるということです。そうでなければ危機に見舞われた国々に介入してくるのは中国やロシアであり、我々にとっては大きな損失になると思われます。このような中小の国というのは経済的には大して影響はない国が多いです。しかし、中には資源を豊富に持っている国もたくさんあり、そういう国々が中国やロシアにとられてしまうというのは経済的にも大きな打撃になるでしょう。そういう意味でもそのような国に対する支援は惜しむべきではないと思います。

影響がどこまで広がるのかは未知数

今回のことについてはどの程度の影響が出てくるのかというのは正直わからないという感じがします。まず、収束が全く見えないというのが大きく、いつまで続くのかがわからないというのが問題です。どのような形になるにせよ、短期間で終息してくれれば経済的には大きな問題がないでしょう。しかし、だらだらとアフガニスタンのように長期化してしまうと世界経済に与える影響というのは計り知れなくなります。特にインフレが深刻な現在、その沈静化に向けた流れの足かせになることは確実なので何とか早期の解決をしてもらいたいところです。

まとめ

今回はロシアの経済制裁の影響についてその間接的なものについて考えてみました。世界経済というのはすべてつながっています。単独で存在しているものはありません。なので何かに問題が起きればそれは連鎖的に世界中に波及していくものです。そして今回もその動きはすでに大きくなってきています。特にロシアとの経済的なつながりが強い中央アジアの国々にとっては大きな問題でしょう。そういう国々に対してもきちんとした支援をしていくことが、まわりまわって世界経済にとっても良い影響を与えることになると思います。