今週の経済指標

今週の経済指標については以下の通りです。

引用:マネックス証券より

今週は何といっても13日の消費者物価の値が注目されるでしょう。今、FRBの最も大きな関心ごとはインフレの抑制であり、消費者物価の行方というのは一番金融政策に影響を与えるものの一つといっていいものだといえます。実際、FRB関係者も今後の金融政策の方針についてはインフレ指標を参考にすると明言しています。通常では最も重要視されている雇用統計などよりも現在は消費者物価の方が注目されているといっていい状況です。そういう意味でも13日の発表当日はマーケットが大きく動く可能性があるといっていいでしょう。予想では8.1%と前回よりは緩やかになりそうですが、それでも8%越えといまだに上昇率は高いままです。もし予想通りであればこれまでも言ってきた通り、9月の利上げというのは75bpになる可能性は高いといっていいでしょう。多少予想以上に消費者物価の値が落ち着いていたとしても依然として高すぎるインフレが収まっているとはいえず、利上げは厳しいものとなるのではないかと思います。そういう意味では注目されるとはいえ9月のFOMCの内容についてはあまり影響はないのかなと思います。おそらくは75bpの利上げになるのでしょう。問題は今後の行方に影響を与えるということです。今回も依然として高い上昇を続けているのであれば今後も厳しい引き締め政策は続いていくということになるでしょうし、予想以上に物価が落ち着いてきているというのであれば、9月以降はいくらかマイルドな展開になるのかもしれません。いずれにせよしばらくは株式市場も順調に上昇を続けるということはないような気がするので辛抱の展開が続いていくでしょう。