現在の株価急落の場面ではどうするべきなのか

オミクロン株の出現により、株式市場は荒れています。個人的にはどうも納得いかない感じがしますが、とりあえずはそういうことにしておきます。いずれにせよ、株式市場が大きく下落しているという状況について考える必要はあるかもしれません。ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏がCNBCのインタビューに答え、現在のような市場ではどのように対応するべきか答えていますので、今日はそれを見ていきたいと思います。

The Financial Pointer

ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏が、ボラティリティの高まった株式市場での振舞い方について尋ねられている。…

市場の動きに合わせようとしてはいけない

株式市場があって、今は参入の時だ、退出の時だというのは、愚か者のやり方だ。投資家にとって最重要なのは2つのことを理解することだ。

引用:The Financial Pointer® この市場で投資家が理解すべき2点:レイ・ダリオ

レイ・ダリオ氏はこのように述べ、市場がどのように動いたかによって株を買うだとか売るだとかを考えるべきではないといっています。これは確かにその通りで、現在の下落局面を見れば株を売っておけばよかったと思うかもしれませんが、数週間前にこのことを予想できた人はいないでしょう。ましてや変異種のウィルスが発見されるなどわかるはずがありません。今回に限らず、市場が大きく動くタイミングというものを予想するということはまずもって困難です。ですので、市場の動きに合わせて売買のタイミングを決めるという方法は正しいものではないと私も思います。

ダリオ氏が上げた二つの最重要なものとは

現金:高インフレ・低金利下では安全な投資先ではない。「だから、現金で持つな」

引用: The Financial Pointer® この市場で投資家が理解すべき2点:レイ・ダリオ

ポートフォリオのバランス: 資産クラス間の関係を学び、うまくバランスしろ。「安全でバランスのとれたポートフォリオは、リターンを下げることなくリスクを減らせる。」

現金に対する悲観的なポジションは以前から全く変わっていないようです。確かに今のようなインフレの状況下では現金の価値はどんどん下がっていきます。しかも金利もないに等しい状況ですから、現金を持っているだけでどんどん購買力は下がっていきます。なので現金は持たない方がいいという意見にも納得いくところです。私自身も今はなるべく多くの資産を株や投資信託などにしようと思っています。いきなり全部を変えるというのはさすがに危険なので少しずつ変えていますが、今のところは順調にいっています。

そしてうまくバランスしろといっています。これがどういう意味を持っているのかが正直よくわかりません。おそらくは株などの投資商品をよく調べ上げ、今のような高インフレの状態でも耐えうるようなポートフォリオを構築するべきという意味だと思いますが、そんなの素人には無理でしょう。そんな時間も知識もありません。そうなると結局はインデックスに投資するのが一番安全でバランスの取れたポートフォリオということになるんでしょうね。

そして時代は回る

今起こりつつあることは、歴史上何度も何度も起こっていることだ。何度も同じ映画を見ているようなものなんだ。

引用: The Financial Pointer® この市場で投資家が理解すべき2点:レイ・ダリオ

確かに歴史を見てみると市場はずっと上昇し続けるということはありませんでした。大きく上げたと思えば大きく下げ、それを繰り返しながら今のポジションを築いてきています。今回のことについてもおそらくはどこかの時点でこの上昇相場は終わりを告げ、下落をしていくのでしょう。それがいつかはわかりませんが、そういうものなのだといっています。株式市場に限らず、人間は何度も同じ過ちを犯します。過去に経験したことや歴史に残っているようなことでもなぜか教訓を学びません。なので、これからも同じようなことを繰り返し続けるのだろうというダリオ氏の何とも言えないような気持がとても印象的でした。

まとめ

今回はレイ・ダリオ氏のインタビューの記事をもとに現在の市場の動きについて考えてきました。結局のところ、市場がどうなろうと我々個人投資家は原則を曲げることなく、ただ単純にインデックスに投資し続けるのが最良の道なのだろうと思いました。それをベースにそれぞれが自分に合った投資方法をしていけばいいのだと思います。永遠に上昇する市場というのもありませんが、永遠に下落するということもあり得ません。それは資本主義が終焉を迎えるときです。仮にそうなったとすればもう現金自体に意味をなさなくなるでしょうから、その心配をする必要なないでしょう。つまり、必ずいつかはまた上昇を始めます。その時が来るまでじっと原理原則を曲げずに堪えていけばいいのです。それこそが最良の選択であり、個人投資家のみにできる手段だと思います。機関投資家にはまず無理です。それにしてもレイ・ダリオ氏の現金に対する異常なまでの悲観論はすごいなと思います。どのような状況になったら現金を認めるのでしょうか。日本のような全く成長もしないデフレの状態だったら現金も進めるような気はしますが、そんな発言が聞けるときが来るのでしょうか。そしてその時というのは世界経済はどうなっているのかなと思ったりもします。