今後の株式投資に対する姿勢はどうするのがいいのか

最近では米国市場に対する警戒の言葉をよく目にするようになりました。米国は長期的に見れば右肩上がりの成長を続けており、非常に有望な市場であることは変わりないと思いますが、短期的には新型コロナウィルスパンデミックの影響による金融緩和等により、大量の資金が市場に投入されてきました。その結果として異常に株価が上昇しており、もう限界にきているというのです。かつて広く読まれた投資ニュースレター「ガートマン・レター」の発行人として知られるデニス・ガートマン氏は現在の状況を鑑み、リスク資産を減らしたり、銘柄の入れ替えを推奨しているようです。そのことがThe Financial Pointer®にも載っていたので今日はそれを見ていきたいと思います。

The Financial Pointer

デニス・ガートマン氏は米国株市場が弱気相場入りしたとして、エクスポージャーの縮小のほか、セクター・銘柄の入れ換えを奨めて…

ガードマン氏の発言

市場は劇的に上方に伸びきった状態になっている。信用取引の利用は前例のない水準で、PERも信じられないほど伸びきっている。バフェット氏・マンガー氏でさえ株式市場がドットコム時代以来の割高だと信じている。

引用:The Financial Pointer® 【短信】傷を浅くするためのセクター・銘柄選び:デニス・ガートマンより

この手の発言は最近非常によく聞きます。上記にもあるようにウォーレン・バフェット氏やチャーリー・マンガー氏などが発言したというのは以前もここで述べたことがあります。確かに今は市場に大量の資金が投入されていることもあって株価は大きく上昇しています。その結果としてインフレが異常に進み、FRBの政策も変更せざるを得なくなっています。なので今後は金融緩和の縮小、金利の上昇などにより株式市場は調整局面に入ることになるでしょう。多くの識者がそういっており、私もそこには同意しています。そうなると我々はどうしたらよいのか。そこれガードマン氏は以下のように言っています。

貴族株がいいんじゃない?

老舗、配当のある工業株で、30-50年の歴史がある銘柄を物色しろ。キャシー・ウッズたちが持っているハイテク株は避けろ。これらは今苦境にあり、今後数か月もっと苦境になる。

引用:The Financial Pointer® 【短信】傷を浅くするためのセクター・銘柄選び:デニス・ガートマンより

一言でいうと成長株ではなく安定した実績がある企業への投資をしろということではないかと思います。今まで市場をけん引してきたハイテク株はPERが何百倍にもなっているものもあり、明らかに買われすぎています。もちろんそれだけの将来性があるのであればいいかもしれませんが、今後の経済状態を考えれば不確定要素が多いと言わざるを得ません。そのようなところにわざわざ投資をするほどの確証を持てるのであればいいですが、ほとんどの個人投資家にとってそれは不可能なことでしょう。であればもっと安全な投資先に変更するべきです。例としては長期間にわたり安定した経営をしてきた企業を上げています。何十年も配当を出し続け、今もなおそれを継続しているような企業は有望だといっています。これはまさに貴族株が当てはまるのではないでしょうか。この意見には私は大いに賛成します。これからしばらくは非常に不透明な時間が続くと思われます。そのような時は大きな成長は望めなくても安定した株に投資するべきです。

まとめ

今日はデニス・ガードマン氏の発言をもとに今後の投資方針について考えてみました。これからしばらくは株式市場はあまり利益を上げられない可能性があります。市場平均よりも資産が減らなければ合格という非常につらい時期が来そうです。そういう時こそ貴族株のような安定的に配当を出し続ける企業に投資するのがいいと思います。もちろん長期的にはインデックスは上昇するとは思いますのでそれをやめることはしません。個人的には若干インデックスよりも貴族株など安定的な配当株への投資を増やそうかなとは思っています。